終了した展覧会・イベントです
[画像: リュソンの画家 《時祷書より:「受胎告知」》1405-10年頃、 彩色、金、インク/獣皮紙、内藤コレクション]

「内藤コレクション展Ⅱ『中世からルネサンスの写本 祈りと絵』」

国立西洋美術館
終了しました
*国立西洋美術館は新型コロナウイルス感染症感染防止のため、2月29日(土)から臨時休館しておりましたが、首都圏の緊急事態宣言が解除されたことから、6月18日(木)より全館を再開し、「内藤コレクション展Ⅱ」を開催いたします。

本展は、内藤コレクション展「ゴシック写本の小宇宙――文字に棲まう絵、言葉を超えてゆく絵」(2019年10月19日~2020年1月26日)に引き続き、内藤裕史氏(筑波大学・茨城県立医療大学名誉教授)が長年にわたって蒐集され、当館に寄贈してくださった写本リーフのコレクションを紹介する企画です。

今回の展示では、15-16世紀の西ヨーロッパ(イギリス、フランス、ネーデルラント[現在のベルギーとオランダ])で制作された作品が中心となります。特に多くを占めるのは、時祷書に由来するリーフです。時祷書とは、一般の信者が日々の定められた時間に朗読する、聖書の抜粋や祈祷文などを収めた書物です。主な注文主は王侯貴族や裕福な市民らであり、彼らの嗜好を反映した華麗な装飾が目を惹きます。また、15-16世紀のヨーロッパではルネサンス美術が花開きましたが、影響は写本挿絵の世界にも及びました。出品作の中にも、その様式的特徴である、より自然で現実感のある人物描写や広がりのある空間表現をもつものが散見されます。

なお、本展の展示作品の中には、長沼昭夫氏より頂戴した西洋美術振興財団への寄付金をもとに購入したリーフも含まれます。長沼氏は、日本のミュージアムに手薄な西洋中世美術のコレクションを拡充すべきであるという内藤氏の思いに賛同され、支援を寄せてくださいました。内藤氏、長沼氏のご厚意に感謝するとともに、本展の開催にご協力くださいました関係各位にも心より御礼申し上げます。

スケジュール

2020年6月18日(木)〜2020年8月23日(日)

開館情報

時間
9:3017:30
金曜日・土曜日は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌平日休館
年末年始休館
入場料一般 500円、大学生 250円
展覧会URLhttps://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2020manuscript2.html
会場国立西洋美術館
https://www.nmwa.go.jp/
住所〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
アクセスJR上野駅公園口より徒歩1分、京成線京成上野駅正面口より徒歩7分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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