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「BankART LifeⅥ - 『都市への挿入』川俣正」

BankART Station
終了しました

アーティスト

川俣正
現在、急ピッチで開発が進む、みなとみらい地区。建蔽率を抑え、容積率をボーナスし、数十%の面積を市民へ開放する等のルールが効果を発揮し、市民に開かれ、工夫をこらし美しくデザインされた建築群の街が誕生しつつある。ところが、街全体を見渡すと、この地区を楽しみ、散策するようなネットワークされたルートがないことに気づく。いくつかの軸線は設けられているので、近い将来は展開するかもしれないが、それにしても街としての親密さが感じられない空間が続く。今回、私たちは、こういった場所に建築的な表情をもつアートインスタレーションを挿入することを試みる。インスタレーションの都市への挿入は、プロセスそのものが、見る人がそれまで気づかなかった都市の構造や仕組みをディスクローズしてくれる。「空き地」や「眠っている場所」は役に立たず、生活に関係のない場所だと思われがちだが、そういった場所にこそ、都市の新しい可能性が隠されている。それまで他人の領域には無関心な、ここで働く人、訪れる人が、都市の中に自らの場所を見つけ、都市に住まわされているのではなく、都市に積極的に棲んでいこうとすることを、このプロジェクトから感じることができるはずである。「ヨコハマトリエンナーレ2020」と連動するこのプログラムはトリエンナーレ会場とは徒歩圏内。新高島駅地下1Fに位置するBankART Stationでは、200mに及ぶ壁面に川俣正のこれまで行ってきたプロジェクトのドローイング /レリーフと2012年以降制作した作品の写真群を展示。みなとみらい線新高島駅から2駅の馬車道駅構内とBankART Temporaryの内外には、金属平版を用いた新作のプロジェクトが行われる予定である。川俣氏は世界中の都市でプロジェクトを行い、常に新しい視線を街になげかけてきた。氏のプログラムを街の中に挿入することで、それに携わった人たちが、各人自ら積極的に都市に関わっていくことを期待したい。
会場: BankART Station、BankART Temporary、馬車道駅構内

スケジュール

2020年9月11日(金)〜2020年10月11日(日)

開館情報

休館日
イベントにより異なる
備考
開館時間 11:00〜19:00、木曜日は休館、10月8日は開館
入場料一般 1000円、大学生・専門学生 600円、高校生以下・65歳以上・障害者手帳提示とその介護者1名 無料
展覧会URLhttp://www.bankart1929.com/bank2020/news/20_019.html
会場BankART Station
http://www.bankart1929.com/
住所〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい5-1
アクセスみなとみらい線新高島駅より直結、横浜市営ブルーライン高島町駅2番出口より徒歩10分
電話番号045-663-2812
関連画像

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