終了した展覧会・イベントです
[画像: 田村友一郎、suspense、2020]

「suspense」

YUKA TSURUNO GALLERY
終了しました

アーティスト

ファビアン・クネヒト、田村友一郎、ラウル・ワルヒ
*新型コロナウィルスの感染拡大並びに東京都からの外出自粛要請を受け、4月4日(土)は終日休廊とします。伴いまして、現在開催中の展覧会「suspense」は本日4月3日(金)(18:00まで)が最終日となります。
*新型コロナウィルス感染拡大防止における東京都の外出自粛要請を受け、3月28日(土)は臨時休廊とします。現在開催中の展覧会「suspense」は残すところあと1週間となりますが、状況を鑑み3月31日(火)から4月4日(土)の営業時間は12:00-18:00と短縮させていただきますので、ご了承くださいませ。

※本展示は臨時休館の影響で会期を縮小して掲載しております。
元会期: 2020年3月7日(土)〜4月4日(土)

ユカ・ツルノ・ギャラリーはファビアン・クネヒト、田村友一郎、ラウル・ワルヒの三人展「suspense」を2020年3月7日(土)から4月4日(土)まで開催いたします。2013年の同時期にベルリン芸術大学・空間実験研究所(オラファー・エリアソンクラス)に在籍したことから始まった三人の対話は、各々が異なる仕方で国際的に活躍しながら今日まで活発に続いています。三人の作品に共通して見られる運動や美学的な言語に焦点を当て、彼らの作品の読み直しを図ります。

クネヒト、田村、ラウルの三人はともに、写真、映像、インスタレーション、パブリック・インターベンション、パフォーマンスなど多岐にわたる方法でアーティスとしての実践を重ねてきました。本展覧会では、空間や場所、モノや出来事に付属されてきた社会的なコードや意味、歴史といった輪郭を一旦停止させ、仮説的な反復や異化的な状態を築くことによってそこに潜む規範を揺るがし、不可視な関係性を導き出す作品を発表します。

タイトル「suspense」−サスペンス−はジャンルとして確立されているように物語のエンディングに向かいながらも観客のうちに緊張が持続する心理状態を言いますが、一方でそれは「宙吊り状態の持続」とも言えます。三人にとってその「宙吊り状態」は、終わりない繰り返し、固定化した垂直運動、浮動的なオブジェとして、永続的に残ることのない儚い運動の軌跡として現れています。

例えば、「展覧会」という枠組みを解体した作品を多く発表してきているファビアン・クネヒトの《Genitiv》(2017)ではベルリンのハンブルガー・バーンホフ現代美術館の窓から下降する男性が映し出され、田村友一郎の《C’s Ladder, N’s Ashbins》(2020)と《suspense》(2020)では落下のための梯子とゴミ箱、そして吊り下がる暖簾が配置され、ラウル・ワルヒのパブリック・インターベンションのシリーズ《Eureka》(2016/2018)では噴き上がったあとは地面に打ち付けられ消えていくはずの水が瞬間的に捉えられています。これらのエンディングが見えながらも何かの出来事に対処するための過程を保留し、空に浮き続ける動きとしての作品たちは、同時に物資的であり非物質な一時性と、その反復の再編成を促します。オープニングでは、ワルヒの新たなインターベンションとして《Eureka Tokyo》も発表される予定です。

スケジュール

2020年3月7日(土)〜2020年4月3日(金)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
備考
3月28日は休館、開館時間 12:00〜18:00

オープニングパーティー 2020年3月7日(土) 18:00 から 20:00 まで

レセプションではラウル・ワルヒがパフォーマンスを披露します。

入場料無料
展覧会URLhttps://yukatsuruno.com/exhibitions/pr082_suspense
会場YUKA TSURUNO GALLERY
http://yukatsuruno.com/
住所〒140-0002 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F
アクセスりんかい線天王洲アイル駅B出口より徒歩9分、東京モノレール天王洲アイル駅南口より徒歩10分、京急本線新馬場駅北口より徒歩9分、JR品川駅港南口より都営バス「天王洲橋」下車徒歩4分
電話番号03-5781-2525
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