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[画像: The Awakening, 2020 collage acrylic ... plaster on canvas © Jose Parla.jpeg]

ホセ・パルラ「The Awakening」

YUKA TSURUNO GALLERY
終了しました

アーティスト

ホセ・パルラ
ユカ・ツルノ・ギャラリーは、ホセ・パルラの個展「The Awakening」を9月5日(土)から12月19日(土)まで開催致します。弊ギャラリーでの3回目となる本展では、アメリカを中心に世界中で広がりを見せ続けている社会的動乱の渦中で、その社会の変化を身を以て経験しながら制作された新作絵画を発表します。

ホセ・パルラはこれまでも国際社会におけるアイデンティポリティクスや移民問題から生まれる軋轢など、多文化的な状況を生きるパルラ自身が生きる歴史や記憶、経験を解釈しながら作中へと内包してきました。絵画だけでなく、彫刻、写真、映像など多岐にわたるメディアを用いながら、その一見すると抽象的な作品群は、彼のダンスのような身振りから生み出される独自のカリグラフィーと何層にも重ねられたレイヤーによって一際強い存在感を持っています。戦後絵画の抽象的な伝統を更新しながらも、アーバンリアリズムを継承するパルラの作品に共通するものは、年月とともに蓄積され、生きる人々によって常に表情を変え続ける都市の壁のような性質であり、集合的な記憶のように様々な出来事の痕跡や質感が織り込まれています。

2020年、新型コロナウイルス蔓延による世界的な不安定さとともに、世界各地で起こっている歴史的な動乱は、都市に異なる物語を語るためのいくつもの痕跡を残す大きな運動となりました。本展にあたりパルラは、詩を作っています。
本展と同じく「目覚め」と題された詩は、警察によって起こされた暴力や社会に根強く残る構造的な人種差別主義を目の当たりにしたパルラの経験とともに、「ice」がアメリカ合衆国移民・関税執行局(U.S. Immigration and Customs Enforcement)の略語であったり、レゲエ・シンガーのジミー・クリス『ハーダー・ゼイ・カム』が引用されていたり、移民たちの歴史や抵抗の文化、現在進行形で引き起こされる不平等な扱いなどが織り交ぜられています。明るみにでてきた不正義に抗うような詩に共鳴する作品は、パルラのこれまでのスタイルが存分に活かされ、これらの歴史と現在制が複数にレイヤー化されています。本展に合わせて、作品と制作中の様子を収めたカタログを出版します。

スケジュール

2020年9月5日(土)〜2020年12月19日(土)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttps://yukatsuruno.com/exhibitions/pr084_theawakening
会場YUKA TSURUNO GALLERY
http://yukatsuruno.com/
住所〒140-0002 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F
アクセスりんかい線天王洲アイル駅B出口より徒歩9分、東京モノレール天王洲アイル駅南口より徒歩10分、京急本線新馬場駅北口より徒歩9分、JR品川駅港南口より都営バス「天王洲橋」下車徒歩4分
電話番号03-5781-2525
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