終了した展覧会・イベントです

「クールベと海 - フランス近代 自然へのまなざし - 」

山梨県立美術館
終了しました

アーティスト

ギュスターヴ・クールベ、クロード・モネ、ジャン=フランソワ・ミレー
19世紀のフランスで活躍したギュスターヴ・クールベ(1819-1877)は、伝統的な美術や旧来の政治体制に反発した前衛的な画家として知られています。人物や物を理想化して描いたり、天使など想像上の存在を描いたりするのではなく、自らの目で見た「あるがまま」の現実の姿を絵に描きとめたレアリスム(写実主義)の画家として、時に政治批判を含む作品やスキャンダラスな内容の作品を発表し、人々の注目を集めました。

一方、クールベは、故郷であるフランシュ=コンテ地方の山々や森、そこに棲息する動物たちや、フランス北部のノルマンディーの海を繰り返し描きました。山々に囲まれて育ったクールベは22歳で初めて海を目にして感動し、特に1860年代以降は海の風景画を好んで描いて、当時の人々から賛辞を得ました。クールベの海は、それまでの時代に描かれていた物語性や感傷性に富む海とも、後の世代が描いた海水浴の情景などレジャーの場としての海とも異なる視点で描かれています。

本展覧会では、クールベの海の絵画を中心として、故郷を描いた風景画や狩猟画、またモネやミレーなど他の画家たちが描いた海を含む約70点を一堂に展示することで、クールベの風景画にみられる特徴を紹介し、クールベが遺した足跡を探ります。

[関連イベント]
1. ギャラリー・トーク上映会
19世紀フランスの文学や文化史を専門とする小倉孝誠氏によるギャラリー・トークを上映します。ホームページでも公開予定です。
日時: 9月26日(土)、10月24日(土) 10:00~/14:00~
講師: 小倉孝誠氏(慶應義塾大学教授)
会場: 講堂 ※聴講無料、定員40名、先着順
2. こども美術館 「波のヒミツ ~ウェーブ発生装置で探ろう~」
日時: 10月10日(土) ①10:00~11:30 ②13:30~15:00
講師: 小林直樹氏・市川大睦氏・望月勝氏(山梨県立科学館)
対象: 小学生以上(小学1~3年生は保護者同伴)、各回10名程度
会場: ワークショップ室
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2020年9月11日(金)〜2020年11月3日(火)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
祝日は開館し翌日休館(翌日が日曜日の場合はその日曜日も開館)
年末年始休館
入場料一般 1000円・大学生 500円、高校生以下・65歳以上・障害者手帳提示とその介助者 無料
会場山梨県立美術館
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/
住所〒400-0065 山梨県甲府市貢川1-4-27
アクセスJR中央線甲府駅南口より「(御勅使・竜王駅経由)敷島営業所」「(大草経由)韮崎駅」「貢川団地」行きバス15分「山梨県立美術館」前下車すぐ
電話番号055-228-3322
関連画像

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