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[画像: 大道風俗絵巻 / 明治か / 個人蔵]

「日本の食の風景 -『そとたべ』の伝統 - 」

国立歴史民俗博物館
終了しました
日本の現在の食文化を形づくってきている歴史的な大きな契機としては、中世の禅宗寺院の料理からの影響が大きいことが知られています。貴族、武家、有力商人が集住した室町時代の京都では独自の文化が醸成され、そうした中で、武家の饗応料理として発達した本膳料理の形式がととのえられてきました。

その一方で、江戸時代の町方では一般の町人たちは蕎麦や寿司、天ぷら、うなぎなどの屋台の店を愛用していたことも知られています。また、旅先や寺社参詣では茶店で楽しむ団子や餅がつきものでした。農村では、田植えの時にヒルマモチとかオナリと呼ばれる女性が運んでくる昼食や朴葉飯などの田植え食が伝承され、ここには本膳料理とか老舗の料理などの格式ある食とは別の、もう一つの日本の食の伝統がありました。現在にも伝承されている外でちょっと食べる「そとたべ」の民俗からは、遊び・行事の日のそとたべと仕事・労働の日のそとたべとの両方があることがわかります。

本展示では、このような「そとたべ」の日本の食の歴史と民俗に注目して、外で食べることの意味について、あらためて考えてみます。
会場: 第4展示室

スケジュール

2020年9月15日(火)〜2020年11月29日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
10月〜2月は9:30〜16:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し翌日休館
年末年始休館(12月27日~1月4日)
※館内設備工事のため一部閉室する期間あり。詳細はHP要確認。
入場料一般 600円、大学生 250円、高校生以下・障がい者手帳提示と付き添い2名 無料、企画展示は別料金
展覧会URLhttps://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/special/index.html#room4
会場国立歴史民俗博物館
https://www.rekihaku.ac.jp
住所〒285-8502 千葉県佐倉市城内町117
アクセス京成本線京成佐倉駅南口より徒歩約15分、JR総武本線佐倉駅北口よりちばグリーンバス(田町車庫行き)「国立博物館入口」または「国立歴史民俗博物館」下車
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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