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「大岡昇平の世界展」

神奈川近代文学館
終了しました

アーティスト

大岡昇平
日本の文学史上に大きな足跡を残し、昭和を代表する作家・大岡昇平(1909~1988)。若き日に小林秀雄、中原中也らと出会い、スタンダール研究家として知られた大岡は、1944年、35歳で出征し、九死に一生を得て帰還します。戦後、実体験をもとにした「俘虜記」で小説家デビュー、戦争文学の最高峰といわれる「野火」、ベストセラー「武蔵野夫人」を発表。その後もさまざまなジャンルの作品を手がけ、研究・評論・翻訳にも多くの業績を残しました。1967年には「レイテ戦記」の連載を開始、高い評価を得ています。本展では、ご遺族から当館に寄贈された「大岡昇平文庫」の資料を中心に、生き残った者としての責任を負いながら、一文学者として戦後日本を歩み続けた、その生涯を辿ります。
知識人である大岡が、一兵卒として体験した戦争。その透徹したまなざしが描き出した作品は、人間の根源的な問いを内包する、優れた世界文学として読みつがれています。戦後75年を迎える今、大岡作品が伝えるメッセージを改めて見つめ直す機会となれば幸いです。

[関連イベント]
1. 記念講演会
・10月18日(日)「『レイテ戦記』を読む」 講師:池澤夏樹
・11月14日(土)「さすらう離脱者」 講師:島田雅彦 
・11月21日(土)「大岡昇平文学の展開」 講師:湯川豊
2. 文芸映画を観る会
「野火」(2014年、87分) 監督:塚本晋也
日時: 11月6日(金)、7日(土) 
同時上映 メイキング「塚本晋也解説『野火』20年の軌跡」(60分)
3. ギャラリートーク
日時: 10月10日(土)、24日(土)、31日(土)、11月8日(日)、23日(月・祝)、28日(土)各日14:00~
参加無料・申込不要(要展示観覧料)
※イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2020年10月3日(土)〜2020年11月29日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
閲覧室は18:30まで
休館日
月曜日
祝日は開館
年末年始休館
備考
11月23日は開館
入場料一般 700円、65歳以上・20歳未満及び学生 350円、高校生 100円、中学生以下 無料
展覧会URLhttps://www.kanabun.or.jp/exhibition/10905/
会場神奈川近代文学館
http://www.kanabun.or.jp/
住所〒231-0862 神奈川県横浜市中区山手町110 港の見える丘公園内
アクセスみなとみらい線元町・中華街駅6番出口より徒歩10分、JR根岸線石川町駅元町口より徒歩20分
電話番号045-622-6666
関連画像

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