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大塚広幸 「身体の在りか」

エモン・フォトギャラリー
終了しました

アーティスト

大塚広幸
大塚広幸、1978年群馬県生まれ。東京総合写真専門学校で工学と芸術を学び、光の透過、反射、屈折というガラス特有の幾何光学に着目して創作活動を行っています。大塚の創作は、被写体は何であるかの前に写真とガラスの融合が前提となり、その特徴は大きく3つあげられます。1つは、感覚が介入しないインターネット上の画像を被写体に使うこと。2つ目は、液晶ディスプレイの表面を剥がしてそこに液体シリコンを塗布したガラスを密着させ、そこに生まれる無数のレンズ効果を再び拾い上げるようにしてRGB信号を大判カメラで記録するというプロセス。3つ目は、ガラス職人の技術を活かし自ら削り出したガラスフレームに閉じ込めること。このようにいくつもの工程を踏む手仕事によって揮発性のネット画像は彫刻へと接近していきます。

デジタル信号とガラス。一見遠い関係にあるものをむしろ複合と捉え、世の中のさまざまな社会問題をも取り込んで美に変換させようとします。ゲルハルト・リヒターやさらに遡ればマルセル・デュシャンのガラス作品からの影響も少なくないと話す大塚のチャレンジ。その立体作品の多くはガラスを削り出す繊細な仕事とまさに重量との戦いだと言います。展覧会タイトルを『身体の在りか』と題し、自然と命をテーマに作品20点を展覧。1mを超える大型立体作品をメインに大小の平面作品をリズミカルに構成し、光を取り込む空間インスターレーションとしても見どころです。

エモンは、この展覧会をもって、エモン・フォトギャラリー最後の展覧会となります。Last Exhibitionは『エモンアワードグランプリ展』で締めくくることに致します。どうぞご期待ください。
この展覧会では、衛生面の徹底、入場制限などのルールを設けての開催と致します。また遠方のためにお越しいただけない方、また現在の社会状況から来場が難しい方々にも体感いただける映像配信も準備しています。展覧会映像とアーティストの横顔を記録するドキュメンタリー『エモン・アーカイブス』でも紹介する予定です。

スケジュール

2020年8月14日(金)〜2020年8月29日(土)

開館情報

時間
11:0019:00
土曜日は18:00まで
休館日
日曜日、祝日
備考
開館時間 11:00〜18:00
入場料無料
会場エモン・フォトギャラリー
http://www.emoninc.com/
住所〒106-0047 東京都港区南麻布5-11-12 TOGOビル B1F
アクセス東京メトロ日比谷線広尾駅3番出口より徒歩3分
電話番号03-5793-5437
関連画像

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