終了した展覧会・イベントです
[画像: 増子博子| Hiroko Masuko “ウロボロスと花かむり” / 2012 / ペン、インク、鳥の子紙、レジンドーサ / 182.0cm × 242.0cm]

増子博子 「 松のことは松に習え」

GALLERY MoMo Projects
終了しました

アーティスト

増子博子
*新型コロナウィルスの感染拡散防止のため、4/7(火)よりしばらくの間休廊とさせて頂きます。
*新型コロナウィルスの影響による東京都からの自粛要請を受け、3/28(土)は臨時休廊とさせていただきます。

GALLERY MoMo Projectsでは3月21日(土)から4月11日(土)まで増子博子展「松のことは松に習え」を開催致します。増子博子は1982年宮城県生まれ、2008年宮城教育大学大学院教科教育専修修了、2007年にはトーキョーワンダーウォールに於いてTWW賞を受賞し東京都庁回廊での個展を開催、作家としてのスタートを切りました。

2008年以降Gallery Jin projectsを中心に継続して個展を開催、2009年にはトーキョーワンダーサイト本郷でも個展を開き、翌年にはToyota Art Competition(豊田市美術館)にて優秀賞を受賞し、群馬青年ビエンナーレ(群馬県立近代美術館)に入選するなど、早い時期から高く評価されてきました。学生時代は銅版画作品を制作し、2006年ニードルをペンに持ち替えキャンバスや紙に「盆栽」と題されたシリーズを制作し始めます。紙を張ったパネルは鉢になり、盆栽をモチーフに自身がイメージする理想の形を育て、自然と人間の協働という視点で制作してきました。

増子は宮城県で生まれた後、東北の各地を転々としその風土で培われたものが制作の元となっていると語っています。2018年栃木県に居を移して、美しい菜の花畑がトラクターで土に混ぜ返される緑肥農法という光景を目の当たりにして衝撃を受け、サショー紙を大地に見立て、菜の花から色を貰い染色した刺繍糸で、耕すように縫っていく「よくよく、沃野」シリーズを制作、作品は端的に風土から培われたことを示しています。

このように、増子は移住した地の風土や伝承に影響を受け制作を続けてきました。今展では、岩手県宮古市、一関市千厩町、栃木県下野市での生活の中で制作した三つの大作を中心に展示する予定です。タイトルの「松のことは松に習え」は、松尾芭蕉の三冊子から引用したもので、人に聞くよりも直接その物に向きあった方が物の本質が見えてくるという意味で、増子の各地での制作の姿勢を表しています。旧作の展示が中心ではありますが、是非ご高覧ください。

スケジュール

2020年3月21日(土)〜2020年4月11日(土)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
備考
3月28日は休館
入場料無料
会場GALLERY MoMo Projects
http://www.gallery-momo.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木6-2-6 サンビル第3 2F
アクセス東京メトロ日比谷線六本木駅1b出口すぐ、東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅3番出口より徒歩3分
電話番号03-3405-4339
関連画像

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