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「次元の衝突点 : 35°42'59.0” - N 139°46'07.4”E - 36.0892”AA Ft.」

The 5th Floor(花園アレイ)
終了しました

アーティスト

島田清夏、下道基行、ヘアビッヒ・シェラボン、顧剣亨、マリア・タニグチ、上村洋一、黒沢聖覇
※緊急事態宣言発令に伴い、予約制でのご来場をお願いしております。

本展は、TOKAS開催『冷たき熱帯、熱き流氷 Floating Between the Tropical and Glacial Zones』との共同企画である。本共同企画は、北海道大学との連携・協力のもとオホーツク海における流氷の調査及び作品制作を行ってきたアーティストの上村洋一と、ブラジルのアマゾン地域の自然環境・文化を調査したキュレーター及びアーティストの黒沢聖覇の2名による新しい環境観を志向する共同調査/制作プロジェクトである。

彼らが焦点を合わせたオホーツクおよびアマゾンという場は、都市生活からは遠く離れた「極地」ともいえる。その「極地」における環境変化が、地球規模の生態系と私たちの現実を巻き込んでヒートアップし「熱さ」へと向かっていく現代。北海道オホーツク海における流氷と、それとは正反対のアマゾンの熱帯雨林のリサーチから得た成果を、「冷たさ」と「熱さ」の対比を用いながら、その2つを重ね合わせることで環境に対する新たな観点を提示することを目指している。

本展タイトル「次元の衝突点(Collision point on dimensions): 35°42'59.0” - N 139°46'07.4”E - 36.0892”AA Ft.」は会場となるThe 5th Floorの緯度、軽度、絶対高度である。本展は、いわゆる「極地」に留まらない、地表における座標を提示する。

2020年、新型コロナウイルス/COVID-19は、私たちの生活に不可欠だった「移動」そのものを控えなければいけない現実を突きつけた。その移動不可に対するフラストレーションを解決する代替案を、私たちは多角的に探し求めている。熱帯と流氷、或いは次元の「衝突点」。それらはこれまで到達しうる地表上の「極地」であったが、今となっては、私たちの居るこの場所こそが、極地なのかも知れない。

さて、例えばある地点を明確に指し示す座標を人はどこまで想像可能なのだろうか、数値のみを突きつけられたとしても、それはただの数値でしかないだろう。本展は座標という合理化された言語から立ち上げる私たち人間のもつ想像力を喚起する試みである。

スケジュール

2021年1月9日(土)〜2021年2月7日(日)

開館情報

休館日
イベントにより異なる
備考
開館時間 14:00〜19:30、火曜日・水曜日・木曜日は休館、事前予約制
入場料無料
展覧会URLhttps://ja.the5thfloor.org/collision-point-on-dimensions
会場The 5th Floor(花園アレイ)
https://the5thfloor.org/
住所〒110-0008 東京都台東区池之端3-3-9 花園アレイ 5F
アクセス東京メトロ千代田線根津駅2番出口より徒歩3分、京成本線京成上野駅池の端口より徒歩10分、JR上野駅山下口より徒歩11分
関連画像

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