終了した展覧会・イベントです
[画像: Harbor Entrance with Ponton Bridge, Curaçao, Production still from Evacuation, 2019]

SHIMURAbros 「Evacuation」

東京画廊+BTAP
終了しました

アーティスト

SHIMURAbros
*新型コロナウイルスの感染拡大抑止のため、東京画廊+BTAPは4月1日(水) から4月13日(月)までの間、休廊いたします。開催中のSHIMURAbros個展「Evacuation」は、3月31日[火]を最終日とさせていただきます。
*新型コロナウィルス拡大の情勢を受け、東京画廊+BTAPは3月28日(土)から3月30日(月)まで休業いたします。

SHIMURAbrosはユカ(1976年生まれ。多摩美術大学卒後、英国セントラル・セント・マーチンズ大学院にて修士号を取得)とケンタロウ(1979年生まれ。東京工芸大学 映像学科卒)による姉弟ユニットです。平成21年度文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞受賞。その後カンヌ及びベルリン国際映画祭での上映をはじめ、日本国内外の美術館で作品の展示を行い、近年では恵比寿映像祭への出品や、NTU CCA Singaporeのレジデンスプログラム参加など、活動の場をさらに広げています。2017年にはArtReview Asia誌のA Future Greatsに選ばれました。平成26年度ポーラ美術振興財団在外研究助成を得て拠点をベルリンに移し、現在はオラファー・エリアソンのスタジオに研究員として在籍し活動しています。

<Evacuation>はSHIMURAbrosが昨年、ゲーテインスティチュートからの助成を得て、カリブ海のキュラソー島で滞在制作をした映像/インスタレーション作品です。シャビール・フセイン・ムスタファ 氏(シンガポール国立大学美術館キュレーター)による同インスティチュートへの推薦により実現しました。

制作のきっかけは、2017年の京都府舞鶴市におけるアーティスト・イン・レジデンスでした。隣町の敦賀に多くのユダヤ人難民が滞在していた歴史を知り、そのルートを開いた杉原千畝のリサーチを始めます。杉原は、第二次大戦中のリトアニアで、ナチスに迫害されたユダヤ人に日本通過ビザを発行し、彼らの命を救った外交官です。アーティストは、オランダ領キュラソー島が、杉原が発行したビザの「名目上の行き先」となっていた事実に関心を持ち、現地でのリサーチ・制作を行いました。

作品は、美しい海と平穏な街並みの映像が続き、亡命ユダヤ人たちのインタビューに基づくモノローグが語られます。杉原千畝とユダヤ人難民の歴史的エピソード、奴隷貿易の拠点として栄えたキュラソー島に伝わるドラムミュージック、また、ベルリンを拠点に活動する自らの移民としての経験、など、様々な事実と物語、時間軸が絡み合い、ひとつの映像経験を形作ります。

本作品は昨年の11月より韓国・光州のAsia Culture Centerで行われた『Migration: Speaking Nearby』で展示され、国内では初展示となります。オープニングにはアーティストも参加する予定です。この機会にご来場くださいますようお願い致します。

スケジュール

2020年3月7日(土)〜2020年3月31日(火)

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
備考
3月28日から3月30日は休館

オープニングパーティー 2020年3月7日(土) 16:00 から 18:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttp://www.tokyo-gallery.com/exhibitions/intokyo/shimurabrosevacuation.html
会場東京画廊+BTAP
http://www.tokyo-gallery.com/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座8-10-5 7F
アクセスJR新橋駅銀座口より徒歩4分、東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線銀座駅A3出口より徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・ゆりかもめ汐留駅5番出口より徒歩5分
電話番号03-3571-1808
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