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[画像: ©TOJO Shinnosuke]

東城信之介 「ミートパイの皮膚のうら」

FARO神楽坂
終了しました

アーティスト

東城信之介
Faro Kagurazakaでは、10月17日(土)より東城信之介「ミートパイの皮膚のうら」を開催します。

東城の出身県である長野県の小海町高原美術館での個展の開催、VOCA展2019にてグランプリであるVOCA賞を受賞、中之条ビエンナーレ2019への参加、広州の美術館でのレジデンス制作および展示など、近年ますます活躍が期待される東城は、鋼、真鍮、銅、チタニウムなどの金属板や工業製品に大小の傷やサビなどの痕跡を施すことで、通常では見ることのできない事象や概念を視覚化させる作品を制作します。

東城の作品を鑑賞する際、東城の手によって金属に施される痕跡が与える絵画性と作品の支持体が持つオブジェ性との併存と、作品を鑑賞する位置や環境で作品の表面が刻々と変化する繊細さ、使用する金属板や車のボディーなどの素材そのものが持つ物質感とを目の当たりにすることになります。

東城が「調理された得体の知れない具物は体内でどのように変容されるのであろうか。」と語るように、近年、東城は食物などの身体とは異なる物を摂取することに関心を寄せており、食物を体内に取り入れることはもちろんのこと、刻々と変わっていく社会状況や主義思想などの異物を取り入れることで身体や精神に起こる作用を作品に取り入れることを展覧会のテーマに取り上げており※、今回の個展では、映画“タイタス”(1999年米)の劇中で、主人公が登場人物たちにミートパイを振る舞うシーンにインスピレーションを受け、異物を体内に取り入れる前と後との差異を展覧会タイトルに込めています。

今回の展示では、無意識に見える像や心象風景をなぞり具現化する“Replica”シリーズに加え、大型の立体作品、初展示となるキャンバス作品やドローイングなどの新作を30点程度展示する予定です。

スケジュール

2020年10月17日(土)〜2020年11月14日(土)

開館情報

時間
13:0019:00
入場料無料
展覧会URLhttp://faroaoyama.com/gallery/2827
会場FARO神楽坂
http://faroaoyama.com/
住所〒162-0828 東京都新宿区袋町5−1
アクセス都営大江戸線牛込神楽坂駅A3出口より徒歩1分、東京メトロ東西線神楽坂駅1番出口より徒歩5分、東京メトロ東西線・南北線・有楽町線・都営大江戸線飯田橋駅B3出口より徒歩7分、JR中央・総武線飯田橋駅西口より徒歩10分
電話番号090-6427-3827
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