終了した展覧会・イベントです
[画像: 北脇昇「周易解理図(乾坤)」 1941年]

「北脇昇 一粒の種に宇宙を視る コレクションによる小企画」

東京国立近代美術館
終了しました

アーティスト

北脇昇
*新型コロナウイルス感染症予防対策により2月29日より臨時休館してまいりましたが、この度、首都圏を対象とする緊急事態宣言の解除を受け、十分な対策を講じた上で、6月4日より再開致します。再開にあたり入館は日時指定制となりました。

北脇昇(1901–1951)は1930年代から40年代にかけて京都で活躍した前衛画家です。これまで彼の作品は、シュルレアリスム(超現実主義)の影響の側面から語られることがほとんどでした。例えば《空港》(1937年)において、カエデの種子が同時に飛行機にも見えるような、形の連想によって幻想的なイメージを生み出そうとする手法がそれにあたります。けれども本展では、北脇がそうしたシュルレアリスムの思想や技法を借りながら、本当にやりたかったことは何だったのか、ということに目を向けたいと思います。それは、私たちをとりまくこの世界の背後にある見えない法則を解き明かし、世界観のモデルを示すことでした。 北脇はそうした信念のもと、シュルレアリスムだけでなく、数学をはじめ、ゲーテの自然科学や古代中国の易などを駆使して、独自の図式的な絵画を生み出しました。

一粒の種子が発芽し、成長をとげ、開花し実を結び、そして新たな種子を生み出すことに、天地の法則すべてが凝縮されていることを見出そうとした彼の、他に類をみない制作の歩みを紹介します。
会場: 東京国立近代美術館2階 ギャラリー4

[関連イベント]
◎講演会「北脇昇の絵を読み解く」
日時: 5月16日 15:00〜16:30
講師: 大谷省吾(美術課長・本展企画者)
場所: 地下1階講堂
入場無料・申込不要(先着140名)
◎キュレータートーク
日時: 5月8日 18:00-19:00
担当研究員: 大谷省吾(美術課長・本展企画者)
場所: ギャラリー4
申込不要・参加無料(要観覧料)

スケジュール

2020年2月11日(火)〜2020年10月25日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
金曜日・土曜日は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日
月曜日が祝休日の場合は月曜日開館、翌平日休
展示替期間・年末年始休館
備考
事前予約制(詳細は公式HPをご確認ください)
入場料[常設展] 一般 500円、大学生 250円、高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料、企画展はイベントにより異なる
展覧会URLhttps://www.momat.go.jp/am/exhibition/kitawaki2020/
会場東京国立近代美術館
http://www.momat.go.jp
住所〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
アクセス東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口徒歩3分、東京メトロ半蔵門線・東西線・都営新宿線「九段下駅」4番出口、半蔵門線・都営新宿線・三田線「神保町駅」A1出口より徒歩15分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

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