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小畑多丘 「 SPECTRUM OF THE MOVE EAST SIDE」

ライトシード・ギャラリー
終了しました

アーティスト

小畑多丘
B-BOY彫刻家として知られる日本人アーティスト、小畑多丘の作品集『SPECTRUM OF THE MOVE / TAKU OBATA DRAWINGS』(TISSUE PAPERS 刊)の発売を記念する展覧会を関東で初めて開催します。2020年末に京都で開催された展示の第2シーズンとなる本展では、昨年から2021年に及ぶ一年間を通じて矢継ぎばやに発表されたさまざまなドローイングを中心に、キャンバスの新作及び作家の思考の深度を具現化しさらなる発展への補助線を引く「BUTTAI」シリーズを展示いたします。
小畑多丘はB-BOYのムーブメントそれ自体を作品のモチーフに取り込み、HIP HOP的感覚をその造形の中に昇華させた彫刻作品で2010年代以降世代を超えた支持を集めてきました。しかし近年、特に2019年の渡英と彼の地でのこれまでにない試みへの挑戦を経て帰国した小畑の作品と制作には、現在進行形で大きな変化が訪れています。2020年の一年間を通じて鮮烈な展開を見せ続けたドローイング/ペインティングの平面作品。作家の思考の深みを具現化し、さらなる発展への助走路を開いた「BUTTAI」シリーズのソリッドな展開。そして今まさに生まれつつあるという新たな拠点としてのスタジオ。昨年初頭からのCOVID-19の下で私たちの暮らす日常は大きな変化の中にあり、経済のみならず文化、芸術の領域においても停滞や縮小が起きています。小畑もまた一時帰国後のイギリスへの再渡航を延期せざるを得ませんでした。しかしそのかりそめの静けさの中にあって、多くの若き表現者は自らの技、思考を磨き決して止まることのない変化を生み出しています。小畑多丘という作家もまた今のリアルな状況の中でひときわパワフルに動き続けるもののひとりであることは明白です。決して止むことのないムーブメントの軌跡に、かつて小畑が述べたB-BOY哲学とも言える次のような発言を思わずにはいられません。 「B-BOYは常に何かに挑戦する哲学があると思います。継承だけでなく発展し続ける。色々発展させる姿はかっこいいし希望的です」 —小畑多丘— 絵画/彫刻(あるいは平面/立体)という従来のカテゴリーを更新し、「身体・重力・空間」の関係性を大胆なイマジネーションと緻密な思考のもとに追求する小畑多丘の現在形をぜひご覧ください。

スケジュール

2021年4月10日(土)〜2021年6月6日(日)

開館情報

時間
11:0020:00
休館日
年末年始は休館
備考
開館時間 11:00〜19:00
入場料無料
会場ライトシード・ギャラリー
https://onsundays.shopselect.net/
住所〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6 オン・サンデーズB1F
アクセス東京メトロ銀座線外苑前駅3番出口より徒歩5分、東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅A2出口より徒歩8分、東京メトロ副都心線・千代田線明治神宮前駅5番出口より徒歩12分
電話番号03-3470-1424
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