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「三輪龍氣生の陶 命蠢く」

智美術館
終了しました

アーティスト

三輪龍氣生
※緊急事態宣言の発出に伴う要請等を受け、当館は4月25日(日)から5月31日(月)まで臨時休館しておりましたが、6月1日(火)より再開館いたします。

三輪龍氣生(みわ・りゅうきしょう/1940-/本名・龍作、十二代休雪)は、陶によるシンボリックかつ具象的な造形で、その時々の自身の心情を形にしてきました。率直ともいえるそれらの作品は、生命への喝采、官能の歓び、苦悩、死についての考察、祈りといった人間の本性といえる普遍的なテーマを示します。
三輪は江戸時代から続く萩焼の名門陶家に生まれ育ちますが、茶の湯の世界で親しまれる萩焼の伝統に立脚するというよりも、やきもので自己を表現するために、既存の概念にとらわれない自由な制作を求めます。彫刻的なアプローチで成される造形は頭蓋骨や乳房、苦悶の胸像や鷲など具象的で、自身の死生観や憧憬、情念が投影されています。三輪はこの造形にやきものならではの質感や量感、自身を育む萩の風土や伝統を昇華させて制作を深めると同時に個性を表現するのです。そして作品に立ち上がる圧倒的な生命感は、鑑賞者の内奥に潜む感情をも刺激し、命に訴えかけます。
本展では、人間の根源に迫る三輪龍氣生の陶の造形を、初期の代表作をはじめ、2019年に休雪から龍氣生に改号後に制作された新作を含む80点によって紹介します。

スケジュール

2021年4月17日(土)〜2021年8月8日(日)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
展示替期間・年末年始休館
入場料一般 1100円、大学生 800円、高校生・中学生・小学生 500円
会場智美術館
http://www.musee-tomo.or.jp/
住所〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル
アクセス東京メトロ日比谷線神谷町駅4b出口より徒歩6分、東京メトロ銀座線・南北線溜池山王駅13番出口より徒歩7分、東京メトロ銀座線虎ノ門駅3番出口より徒歩8分
電話番号03-5733-5131
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