「彫刻のだいじな題字」

井の頭自然文化園

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このイベントは終了しました。

※6月4日より井の頭自然文化園の入園にはどなたも予約が必要です。
このたび、井の頭自然文化園では「彫刻のだいじな題字」展を開催いたします。半世紀以上収蔵庫で非公開のままであった、彫刻のための銘板、石膏の題字板約90点以上を初めて展示いたします。

北村西望は、彫刻の題名板や、屋外に置かれた碑文の字も、みずから書き、それを浮彫にしました。《平和祈念像》制作以後、井の頭のアトリエでは、書や句にたしなみ、膨大な作品が残されています。このような書体への関心は、同じくアトリエに残された蔵書の数々、中国の清代の書家たちの作品集にもみてとれます。古代の中国の碑文の文字から影響された、碑学派といわれる書家から触発されたらしく、北村西望も、力強く角ばった独特の書体を生み出しています。

本展は、1.設計図やデッサンと比較しながら、最初は碑文の位置どりや全体のデザインを考えたこと、 2.井の頭自然文化園にかつて設置されていた屋外彫刻の題名板、3.《平和祈念像》以降に触れた肖像彫刻の依頼を受けた、肖像のための碑文 4.習作としての碑文 の四つの部分に分けて、北村西望の碑文制作の全容をご紹介いたします。

北村西望は、明治末期に塑造を学び、近代塑造の普及と教育に尽くしました。西洋から彫塑の技法が入る以前は、江戸時代公共の場には碑文しかありませんでした。西望は、この新しい技法を、公共彫刻として日本の風土に合わせて適用するために、当時の人々に馴染みの深かった碑文の形式を取り入れたとも考えられます。そして、北村西望の碑文を通じて、そのような、日本近代の公共彫刻の独自の受容のありかたについても、再認識されるきっかけになれば幸いです。

会場: 彫刻館B館

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スケジュール

2021年06月04日 ~ 2021年08月29日

アーティスト

北村西望

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