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[画像: 山﨑亜記子 “ 井戸にのぼる ” 鉛筆、アクリル、パネル 25.7×18.7cm 2021]

山﨑亜記子 「トチュウノタビ」

s+arts
終了しました

アーティスト

山﨑亜記子
s+arts(スプラスアーツ)より、山﨑亜記子個展「トチュウノタビ」の開催をお知らせいたします。
「記憶」「空間」「時間」を作品の中の重要な要素とし、主に鉛筆と油彩で制作する山﨑亜記子は、現在・過去・未来や人の存在についての関係性と、3つの要素の組み合わせや、焦点を変えたりすることで、絵画空間を構成しています。例えば、現代の建物を描く時は、過去の予感と未来の記憶として制作を行います。人の存在を、人そのものではなく、関係性を基にして組み合わせられた、記憶や空間、時間の概念を超えた景色として描いているのです。そのため、山﨑の作品には殆ど人が出てきません。それでも常に人の気配を感じながら、様々な繋がりや問いが続いていくような不思議な感覚を覚えるのが、彼女の作品の魅力だと言えるでしょう。

本展「トチュウノタビ」では、日々流れるように変化する世界の中での時の変化、場の変化、体の変化や変容をテーマとした作品を発表いたします。
時間軸や空間軸を行き来し、時には描かれる主体の目線をも変えながら描かれる山﨑の作品には、「矛盾」や「反復」という言葉を連想させられることがあります。現在を生きている我々は、過去や未来の様々な要素が交差し成り立っていて、視点を変えれば自分が思っていたことと異なるように見えてくるかもしれません。細部にまで山﨑の拘りが散りばめられながらも静かな印象を持つ彼女の作品からは、物事とは、非常に曖昧で何にでもなり得るのではないか、、、そのような問いを観る者に投げかけているようにも見受けられます。「私にとってドローイングとは、考察する方法でもあり、時間や記憶の記録である」と語る山崎が今、捉える日常とは何か?大変楽しみな展示となりました。不思議な世界観で見る者を惹きつける山﨑亜記子の新作展を、是非ご堪能ください。

スケジュール

2021年9月23日(木)〜2021年10月3日(日)

開館情報

時間
12:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
会期中無休、不定休
入場料無料
会場s+arts
https://www.splusarts.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル 3F
アクセス都営大江戸線六本木駅7番出口より徒歩3分、東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口より徒歩5分、東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩6分
電話番号03-3403-0103
関連画像

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