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[画像: 猪熊弦一郎《籐椅子の女》1935年]

猪熊弦一郎 「デフォルマシオン」

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
終了しました

アーティスト

猪熊弦一郎
※丸亀市猪熊弦一郎現代美術館は9月18日(土)から9月30日(木)まで臨時休館いたします。
※本展示は臨時休館の影響で会期を縮小して掲載しております。
元会期: 2021年9月18日〜12月5日

猪熊弦一郎(1902-1993)は、その画業の初期は写実的な絵画を描いていましたが、しだいに新たな表現を求め、モチーフを変形して描く「デフォルマシオン」の方法を取り入れるようになります。猪熊は、「デフォルマシオン」とはでたらめに形を変えればよいというのではなく、画面のバランスから必然的に生まれる、意識的な変形であると考えました。本展では、こうした変形による表現の探求に焦点を当て、戦前から1955年の渡米までに描かれた作品をご紹介します。

展示室Aでは、1950年頃までの主に単独の人物像を展示しています。猪熊は人体の造形美に魅かれ、大学卒業後、フランス遊学中、戦後など、時期によって異なる画風でモデルや身近な人物を描きました。身体の比率を変えたり、省略したり、図形的に描いたりと、様々な変形を取り入れましたが、何よりも大事にしていたのは画面全体の造形的な秩序でした。

展示室Bでは、1950年から渡米までの作品を展示しています。この頃、人のほかにも猫、鳥、魚といったモチーフが登場するようになります。異なる形のモチーフを組み合わせるとともに、より大胆な変形も取り入れ、複雑でありながらも秩序をもった画面をつくり上げました。

身近なものの形にとことん向き合ったこの時期の画業は、その後、ニューヨークで抽象を開花させるための礎ともなったと言えるでしょう。新しい絵画に向かう猪熊の、形への飽くなき挑戦をどうぞご覧ください。

スケジュール

2021年10月1日(金)〜2021年12月5日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
展示替期間・年末年始休館
入場料一般 300円、大学生 200円、高校生以下・18歳未満・65歳以上(丸亀市内に在住)・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.mimoca.org/ja/collection/2021/09/18/2361/
会場丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
http://mimoca.org/ja/
住所〒763-0022 香川県丸亀市浜町80-1
アクセスJR予讃線丸亀駅より徒歩1分
電話番号0877-24-7755
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