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[画像: ©Keiko Sasaoka]

笹岡啓子 「SHORELINE」

photographers’ gallery
終了しました

アーティスト

笹岡啓子
本展では、2011年から2020年までに撮影された日本各地の山々や海岸線の未発表作を展示致します。いずれもその地理的条件のもとで、長い年月を重ね変化を続けている場所です。

笹岡は東日本大震災後の取材のなかで「島原大変・肥後迷惑」という言葉を知り九州へ向かいました。「島原大変」とは1792年に起きた雲仙普賢岳の火山性地震による山体崩壊を指し、その大量の土砂は有明海へ流れ込み、大津波を起こしました。その被害は島原ばかりでなく、対岸の肥後・天草(熊本県)にも及び、最大で50mを超える津波の記録が残されているといいます。後の普賢岳は1990年から5年間続いた噴火でも、多くの犠牲を伴う火砕流が発生し、その溶岩の噴出により成長した平成新山が現在、雲仙岳の最高峰としてそびえています。

2011年の東日本大震災以降、笹岡啓子は大きな災害から個々の復興へと向かう現在進行形の場所に、撮ることで向き合ってきました。一方で、活動の最初期からのテーマである海岸線や火山など、地勢や地表が刻むその土地の過去や経過にも関心を寄せてきました。「SHORELINE」は、時制を超えた「地続きの海」を現在の地形から辿り、連ねていく試みでもあるのです。

スケジュール

2021年9月18日(土)〜2021年10月1日(金)

開館情報

時間
12:0020:00
入場料無料
展覧会URLhttps://pg-web.net/exhibition/keiko-sasaoka-shoreline-9/
会場photographers’ gallery
http://www.pg-web.net/
住所〒160-0022 東京都新宿区新宿2-16-11-401
アクセス都営新宿線新宿三丁目駅C7・C8出口より徒歩2分
電話番号03-5368-2631
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