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[画像: 香月泰男《釣り床》 1941年 東京国立近代美術館]

「生誕110年 香月泰男展」

宮城県美術館
終了しました

アーティスト

香月泰男
山口県三隅村(現・長門市)に生まれた香月泰男(1911-1974)は、東京美術学校で学び、国画会から画壇に出ました。澄んだ色彩と独特の叙情性をもつ絵画が注目され始めた矢先、召集を受けて満州へ従軍します。敗戦後にシベリア抑留に遭った香月は、多くの戦友を失った過酷な環境を生き延び、1947年に復員しました。

復員後の香月は、故郷を離れることなく、戦争と抑留の体験を元にした「シベリア・シリーズ」に取り組み、亡くなるまでに57点を描き上げました。黒と黄褐色の重厚な画面に刻まれた、極限状態の苦痛、鎮魂と望郷の思い、厳しくも鮮烈な自然の美しさは、今なお深い衝撃と感動をもたらしてやみません。

本展覧会は、東北に「シベリア・シリーズ」全点が揃う初めての機会となります。香月の体験順に沿って紹介されるのが一般的ですが、実は制作の順序は全く異なります。今回は物語を解体し、他の作品と併せて制作順に展覧することで、シリーズの位置づけを再検証します。また、詩情豊かな初期作品や、身近なモティーフを愛情込めて描いた作品など、「シベリアの画家」に留まらない香月の多彩な魅力を紹介し、その造形とメッセージの本質に迫ります。

前期: 7月3日(土曜日)~8月1日(日曜日)
後期: 8月3日(火曜日)~9月5日(日曜日)

スケジュール

2021年7月3日(土)〜2021年9月5日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は翌日休館
入場料一般 1000円、大学生 800円、高校生・中学生・小学生 500円
展覧会URLhttps://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/exhibition-20210703-s01-01.html
会場宮城県美術館
https://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/
住所〒980-0861 宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1
アクセス地下鉄東西線国際センター駅西1出口より徒歩7分、地下鉄東西線川内駅北1出口より徒歩7分、JR東北本線・仙山線仙台駅西口よりバス「二高・宮城県美術館前」下車徒歩3分
電話番号022-221-2111
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