終了した展覧会・イベントです
[画像: 浅草金龍山奉納桜盛之図 歌川国綱画 安政4年(1857)]

「『もの』からみる近世 『桜の意匠』」

国立歴史民俗博物館
終了しました
桜は日本で古くから親しまれてきた花です。詩歌で単に「花」といえば、奈良時代には中国の文化にならって梅を指していたのが、平安時代には桜に転じたことは、よく知られています。日本には10種もしくは11種の野生種の桜が自生しており、そのわずかな種類の野生種から200品種以上の栽培品種を生み出し、それは世界でも圧倒的に多い品種数を誇っています。しかも、基本的には花の観賞を目的として、品種が作出されてきました。

本館の建つ佐倉城址公園は、春には約50品種、1,000本以上の桜が咲き、桜の名所として市民に親しまれています。また、開館30周年を迎えた平成25年以来、本館は「歴博夜桜観賞の夕べ」を開催し、桜観賞の機会を市民に積極的に提供してきました(2021年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止)。こうした活動と連動し、本展示では、園芸、意匠、花見といった視点から、近世における人と桜との関わりを見ていきます。園芸では、園芸書や図譜などにより、どのような品種の桜を観賞していたのかを示します。意匠では、桜をモティーフとした美術工芸品から、桜にまつわるイメージを探ります。花見では、錦絵などにより、江戸における桜の花見の名所を紹介します。

スケジュール

2021年3月16日(火)〜2021年4月11日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
10月〜2月は9:30〜16:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し翌日休館
年末年始休館(12月27日~1月4日)
※館内設備工事のため一部閉室する期間あり。詳細はHP要確認。
入場料一般 600円、大学生 250円、高校生以下・障がい者手帳提示と付き添い2名 無料、企画展示は別料金
展覧会URLhttps://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/special/index.html#room3
会場国立歴史民俗博物館
https://www.rekihaku.ac.jp
住所〒285-8502 千葉県佐倉市城内町117
アクセス京成本線京成佐倉駅南口より徒歩約15分、JR総武本線佐倉駅北口よりちばグリーンバス(田町車庫行き)「国立博物館入口」または「国立歴史民俗博物館」下車
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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