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「さまよえる絵筆ー東京・京都 戦時下の前衛画家たち」

板橋区立美術館
終了しました

アーティスト

福沢一郎、靉光、麻生三郎、寺田政明、杉全直、吉井忠、北脇昇、小牧源太郎、長谷川三郎、難波田龍起
※緊急事態宣言を受け、4月26日(月曜日)より5月31日(月曜日)まで臨時休館いたします。

1930年代後半、日本の前衛画壇は最盛期を迎える一方で戦争に伴い表現の自由が奪われつつありました。また、美術界では日独伊防共協定の締結、太平洋戦争開戦などをきっかけにイタリアのルネサンス絵画や日本の埴輪や仏像、庭園などの前衛とは対照的なものの紹介が盛んになります。東京に暮らす美術文化協会の福沢一郎や靉光、麻生三郎、寺田政明、杉全直、吉井忠らに加え、同会に京都から参加した北脇昇、小牧源太郎、自由美術家協会の長谷川三郎、難波田龍起ら、そして新人画会の松本竣介をはじめとする画家たちも西洋古典絵画を思わせる技法で描かれた人物画や静物画、日本の埴輪や仏像、京都の龍安寺の石庭を描いた作品などを展覧会で発表しました。そのために戦時下の日本の前衛絵画は弾圧されたと見なされることもありました。しかし、前衛画家たちの作品を見ていくと、彼らが西洋や東洋・日本の伝統的な技法や題材に立ち戻ることで自身の立ち位置を確認し、時代のリアルな感覚を伝えるための新たな表現を模索していたことが分かります。
本展では、戦時下に前衛画家たちがそれぞれに現実を見つめ、描いた作品を当時の資料と共に展示いたします。これにより、東京・京都ふたつの都市で育まれた前衛絵画のひとつの流れを確認できるでしょう。

スケジュール

2021年3月27日(土)〜2021年5月23日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
5月3日は開館、5月6日は休館
入場料一般 650円、大学生・高校生 450円、中学生・小学生 200円
展覧会URLhttps://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000016/4001385/4001392.html
会場板橋区立美術館
http://www.itabashiartmuseum.jp/
住所〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
アクセス都営三田線西高島平駅南口より徒歩15分、東武東上線成増駅北口より国際興業バス「区立美術館」下車、都営三田線高島平駅西口(北側)より国際興業バス「区立美術館」下車
電話番号03-3979-3251
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