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[画像: Ryunosuke Goji “monstera” 1,940×1,303mm, oil on canvas, 2021]

郷治⻯之介 「overlay」

銀座 蔦屋書店
終了しました

アーティスト

郷治⻯之介
郷治⻯之介は熱帯植物を主なモチーフに絵画制作を続けるアーティストです。2013年に東京藝術⼤学を卒業後、英国での滞在制作を経て、遊⼯房アートスペース、TAV Gallery、ANB Tokyoなど都内のオルタナティブなアートスペースで精⼒的に作品発表を続けており、近年気鋭アーティストとしての頭⾓を着実に現しています。

郷治は油画の素材としての透明性に着⽬し、伝統的な光と影の表現やパースペクティブ(※1)への関⼼をさらに推し進めて、画家の“⾒て描く"という⾏為の可能性を追求しています。

郷治が⼀貫して描き続けている熱帯植物のモンステラは、南国を想起させるクリシェ(※2)であり、同時に本来は鬱そうとした熱帯⾬林に⽣息する遠い存在でもあります。そうした単⼀のイメージとして消費できない意味のズレや⼆重性、画⾯に充満して描かれることによる対象との距離感やパースペクティブの揺らぎといった、表象としてのイメージにまつわる様々な現象を表現に落とし込み、新たなイメージを作り出します。

本展のタイトルである「overlay」(重なり、覆い被せること)は、⽣い茂る葉を描くときに、⼀つの葉を⾒て描き表すことが逆説的に別の葉を覆い隠して“⾒えなく"してしまうという郷治の素朴な気づきに着想を得ています。遠近の重なり、透過性の重なり、絵具の重なり、コラージュの重なりといった、様々な重なりを⽣み出しうる“⾒て描く"⾏為に向き合いながら、“⾒えるものと⾒えないもの"が多層的に織りなす絵画平⾯の中で、新たなイメージを作り出そうという試みです。
※1:パースペクティブ=視座、遠近感※2:クリシェ=常とう句

会場: アートウォール・ギャラリー

スケジュール

2021年8月28日(土)〜2021年9月17日(金)

開館情報

時間
10:3021:00
休館日
不定休
備考
開廊時間 10:30~20:00
入場料無料
展覧会URLhttps://store.tsite.jp/ginza/blog/art/21821-1011350818.html
会場銀座 蔦屋書店
https://store.tsite.jp/ginza/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅A3出口より徒歩2分、都営浅草線・東京メトロ日比谷線東銀座駅A1出口より徒歩3分、東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅9番出口より徒歩6分
電話番号03-3575ー7755
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