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三橋灯「bright」
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[画像: “彼は森“ acrylic, colored pencil ,crayon on cotton 91×91cm 2021]
三橋灯「bright」
s+arts
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アーティスト
三橋灯
下地処理を施さない綿布に絵の具を滲み込ませていくステイニングという技法で、主にアクリル絵の具を用いて描く三橋灯。日常から生まれる曖昧な記憶のカケラや出逢ったモノを画面の中で複数重ね、写真表現のブレ・アレ・ボケや映像の走査線などのノイズを引用することで違和感と親近感が画面に共存する作品を描いています。近年では、鉛筆によるデッサン作品も積極的に制作し、自身の表現の幅を広げています。本展「bright」では、「そばにある“ひかり”を見つめる」をテーマに描かれた新作の発表をいたします。コロナ禍の中で「日常を見つめる」事を中心に制作を続けていた昨年に続き、今回は新しい日常を過ごす中で「考える事を見つめる」時間が多かったと三橋は語ります。
「私は制作以外の場で10代と深く関わる事が多く、必要な本を探して調べる手助けをしています。その際に具体的なキーワードのみで本を探すだけではなく、
具体化されたものを抽象化する力を身につける事の大切さを伝えています。抽象化するには、知りたい事を大きく考える為の器を用意しなければなりません。この器の在り方を自身の制作との関わりの中でも一つずつ見つめ直す時間がありました。」--- 三橋灯
何故それが必要なのかを知るためには、自身の考えを俯瞰して見ることができる視点が必要です。そうすることで、より深く自分の求めているものが理解でき、時には思っていたのと異なるものが必要だったことに気がつくこともあるでしょう。刻々と変わってゆく日常に個々で向き合う力が今まで以上に必要とされている現状で、物事への自身との関わり方を考え、知ることがより大切となっているのかもしれません。美術や音楽など、日常を豊かにするものを直接共有する事が未だ難しい日々が続いている中で、表現する側と求める側との繋がりを強く感じていると三橋は話します。そのような中で、今は少しでも晴れやかな心になれるような絵を描きたい願う彼女が本展で発表する作品のモチーフにはどれも、うららかな光があたり、穏やかな時間が流れているように感じられるようです。個人的な想いを今まで以上に抽象化させ、様々に光を重ねる三橋の表現方法はとても独創的で興味深い作品群となっております。
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スケジュール
2021年10月29日(金)〜2021年11月7日(日)
開館情報
時間
12:00 〜 19:00
最終日は17:00まで
休館日
会期中無休、不定休
入場料
無料
会場
s+arts
https://www.splusarts.com/
住所
〒106-0032 東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル 3F
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アクセス
都営大江戸線六本木駅7番出口より徒歩3分、東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口より徒歩5分、東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩6分
電話番号
03-3403-0103
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