終了した展覧会・イベントです
[画像: 満田晴穂 「自在黒艶大角鍬形」 (10×7.5×高さ3.5㎝)]

「金工の深化Ⅱ」

セイコーハウス銀座ホール
終了しました

アーティスト

満田晴穂、坂井直樹、加藤貢介、久米圭子、相原健作
硬質な素材である金属に、熱や圧力、切断、削り、彫りなどをほどこすことにより、あらゆる形を自在につくる金属造形の世界。多様な表現を生み出す作家たちの手は”魔法の手”にも見えてきます。そんな特別な手を持つ若手作家5名による展覧会「金工の深化」を2017年に続き、開催いたします。
相原健作さんは、卓越した鍛金技術で昆虫などをモチーフに、ユーモアと環境保護の気持ちを込めて作品作りをしています。「自分のフィルターを通して、対象物の魅力をデフォルメして表現しています」。
坂井直樹さんは、工芸的アプローチにより、今の暮らしを潤すモダンな「用の美」の作品を作っています。「伝統技法を今の時代にマッチさせるにはどうすればいいか、ということを常に考えて制作しています」。
満田晴穂さんは、江戸から明治時代にかけて発展した金属工芸品「自在置物」を精緻な彫金の技術で継承し、現在ではその第一人者と目され、主に昆虫や甲殻類などの小動物を制作しています。「あらゆる部位が本物と同様に動くように、こだわって作っています」。
加藤貢介さんは、十種類の鉄とニッケルを熱と圧力で貼り合わせ、美しい波状模様を得る「ダマスカス鋼」を用い、端正な作品を作ります。「水の流れや炎の揺らぎなどの”変わり続ける、変わらないもの”がモチーフです」。
今回、初めての参加となる久米圭子さんは、透し彫りやロウ付けの技法を用いて生物の内部構造を彷彿させるオブジェを作り上げます。「貝や木の芽、微生物といったさまざまな生物を自分の中で再構築して、”生きていくための神秘なもの”をイメージして表現しています」。
さらなる可能性を求め、金工というジャンルにだけ焦点を当てた稀有な展覧会です。それぞれの自由な発想で多様な造形を生み出す、高い技術力と独創性みなぎる作家たちの力作をぜひ、ご堪能ください。

スケジュール

2021年5月22日(土)〜2021年5月30日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttps://www.wako.co.jp/exhibitions/773
会場セイコーハウス銀座ホール
https://www.wako.co.jp/exhibitions/
住所〒104-8105 東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座6F
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅B1出口直結、東京メトロ有楽町線銀座一丁目8番出口より徒歩4分
電話番号03-3562-2111
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