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泉太郎 「電源」
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[画像: フラジャイルGB, 2021 ©Taro Izumi]
泉太郎 「電源」
CAPSULE
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アーティスト
泉太郎
※https://www.instagram.com/p/CSgYSsDJ55j/?utm_medium=copy_link
会場二階の工事に伴う水漏れ事故により、泉太郎の個展「電源」は一時中断となりました。会場の補修後、2022年に再開する予定です。「スケジュール」が肝となり展開していく展覧会でしたが、予定と予定外の状況が混ざり合う形で、来年の再開となります。
※本展示は臨時休廊の影響で会期を縮小して掲載しております。
元会期: 2021年2月27日〜10月3日
この度、カプセルでは泉太郎の個展「電源」を開催します。本展は泉の最初期のビデオ作品(約40点)を中心に構成されたアーカイブと、展示に関するスケジューリングのシステムが回路のように交錯し、展開されていくものです。
泉太郎が初めてビデオカメラに触れたのは、通っていた大学で古いテープ式のカメラを借りた時だといいます。内臓までも自作した人型モデル(素人モデルと名付けられた)に人間の日常生活におけるタスクを体験させ続け、ホームビデオのように記録しました。生活の様子が映像に収められるとともに、素人モデルの表面には日々の生活の跡が残っていきます。現実を切り取り再生され続ける映像と、日々の体験の蓄積をあらわす生々しい痕跡、次元の異なる記録方法により人間を人間たらしめている要素を複層的に浮かび上がらせるとともに、日常に侵食し、消費し続ける映像メディアについての批評となりました。
泉は以前、内臓のようなシステムについて触れています。複数の臓器がそれぞれ関係しあいながらも異なる機能で生命維持を担っているような、作品間の流動的な繋がりについて。あるいは建築という骨組みの内臓を作るように展示を作るという空間への意識について。また、「イメージに内臓を与える」という近作についての言葉は初期作品との繋がりを示します。
今回の展覧会では映像と人間や生物を同じシステム上に並列し、一見不条理な考察のプロセスを提示しています。人間が作り出した時間、人間の社会を規定している計画や予定の中に組み込まれた展覧会の「整えられた機能不全」についての観察の場を設けていると考えられます。入れ代わりながら身体を支え続ける内臓のような構成はアーティストのキャリアについてのヒントを示すことになるのでしょうか。
2000年代制作の作品から、2021年制作の新作「フラジャイルGB」まで、様々な手法を混在させてきた泉太郎の映像作品にフォーカスします。奇しくも延長に継ぐ延長により半年以上に渡る開催となった本展は、現状における展覧会の時間の扱い方についての問いになるでしょう。
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スケジュール
2021年2月27日(土)〜2021年8月18日(水)
開館情報
時間
12:00 〜 19:00
休館日
月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、祝日
入場料
無料
会場
CAPSULE
http://www.capsule-gallery.jp/
住所
〒154-0001 東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F
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アクセス
東急田園都市線池尻大橋駅南口より徒歩8分、東急世田谷線三軒茶屋駅北口より徒歩10分
関連画像
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#映像・映画
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