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[画像: ミントン窯 デザイン クリストファー・ドレッサー 《ターコイズ地七宝繋ぎに花文カップ&ソーサー》(1871 年 ) 村上和美コレクション]

「デミタスカップの愉しみ」

群馬県立近代美術館
終了しました
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策のため、5月16日(日)から6月13日(日)までの間、臨時休館いたします。

本展ではデミタスカップ・コレクター村上和美のコレクションから精選したデミタスの逸品約380点を紹介します。16世紀から17世紀にかけて東洋から西洋にもたらされた喫茶の習慣と上質な陶磁器は、その後のテーブルウェアの成立や、装飾芸術の発展に貢献しました。江戸初期の伊万里焼や柿右衛門など日本の磁器も、優れた色絵の技術や異国的な文様で人気を博しています。そして東洋陶磁器に魅せられた王族や大貴族がそれらに匹敵する磁器生産の試みを後押ししていきました。

ヨーロッパのテーブルウェアの様式は19世紀に確立しますが、そのなかで異色な存在として現れたのが、濃いコーヒーを飲むための小さなコーヒーカップ、デミタス(Demitasse)でした。中産階級が台頭したヨーロッパではコーヒー文化が浸透するとともにデミタスも広まっていったのです。

19世紀の半ば以降には、日本的なモチーフや構図を発展させたジャポニスム様式が異彩を放ち、欧州の名窯がその国ならではの特徴あるデザインを提示し、さらに世紀末にはジャポニスムの影響を受けたアール・ヌーヴォー様式が発展、そして1920年代からはアール・デコ様式のデミタスが登場します。また日本がヨーロッパ向けに生産した作品も加わります。 生活の場面を彩り、時代の感性を映し出すデザインの変遷を味わいつつ、掌に載るサイズに大胆な、また繊細華麗な技巧を凝縮したアンティーク・デミタスの豊かな世界をお楽しみください。

スケジュール

2021年4月17日(土)〜2021年6月13日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
5月3日は開館、5月6日は休館
入場料一般 900円、大学生・高校生 450円、中学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
会場群馬県立近代美術館
http://mmag.pref.gunma.jp/
住所〒370-1293 群馬県高崎市綿貫町992-1 群馬の森公園内
アクセスJR新町駅よりタクシーで10分、JR倉賀野駅南口よりタクシーで13分、JR高崎駅東口よりタクシーで20分、JR高崎線・湘南新宿ライン高崎駅東口よりバス30分「群馬の森」下車徒歩5分
電話番号027-346-5560
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