終了した展覧会・イベントです
[画像: 鷹野隆大『RED & GREEN』]

「TRU エキシビション『舞踏ニューアーカイヴ展』」

北千住BUoY
終了しました

アーティスト

鷹野隆大、 飯名尚人、石原葉
・鷹野隆大『RED & GREEN』
消えゆく身体をアーカイヴする
現代日本を代表する写真家、鷹野隆大による新作映像作品です。 写真家としての視点から映像をどう使うか、そして、身体をどのように 映像の中で扱うか、ということに興味を持ち、映像作品企画『RED & GREEN』をスタートしました。今回は、石井則仁、石本華江、岩 渕貞太、上杉満代、小林嵯峨、鈴木ユキオ、蝉丸、武内靖彦、向雲 太郎、吉本大輔、当代を代表する舞踏家たちとのコラボレーションです。 この作品では、壁一面に蓄光塗料が塗られた空間に、真紅の照明が 焚かれ、その中で舞踏家は佇んだり、踊ったりという静かな、しかし個 性的な動きを繰り返します。そこで強いストロボが発光すると、舞踏家 の影が蓄光の壁に定着され、影だけが残されます。舞踏家が立ち去っ た後、蓄光の緑と舞踏家の黒い影だけが残り、その影もやがて数分 ほどで静かに消滅します。赤と緑の光の時間軸の中で肉体の幻影が 明滅する、静かな映像作品です。写真が生まれる瞬間に立ち会うか のような体験を作り出し、「消えゆく身体のアーカイヴ」というダンスアー カイヴの根本的な問いを投げかけます。

・ 飯名尚人『三』
三面疑似ホログラムでアーカイヴする
舞踏の誕生に深く関わった3人の舞踏家̶̶土方巽、大野一雄、大野慶人の 代表作を現代のダンサーが完全コピーします。踊り手は川村美紀子、川口隆夫、 松岡大。舞踏の精神に現代の手法で鋭く反応する、当代きっての3人です。川 村が土方巽の『疱瘡譚』(1972)、川口が大野一雄の『ラ・アルヘンチーナ頌』 (1977)、松岡が大野慶人の『土方三章』(1985) を厳密に再現します。3人のパ フォーマンスを三方向から同時に記録した映像を使い、三面擬似ホログラムの 映像インスタレーションを制作しました。このパフォーマンスを旧博物館動物園 駅で行った模様は TRU オンライン内で同名のタイトルで配信中です。 疑似ホログラムの元になる映像は、正面、右、左の3方向からダンサーの踊りを 撮影した映像を合成したものです。ダンサーの踊りの重心や足の位置を3方向 から記録する映像とその合成映像を再生する疑似ホログラムは、立体的に踊り を記録し、再生することができ、より精細な動きのアーカイヴを可能にしています。

・石原葉『舞踏出来事ロジー・天井画』
舞踏を出来事としてアーカイヴする
TRU エキシビションとしてオンラインで展示中の作品「舞踏出来事ロジー」は、舞踏が様々な領域 で活躍してきたことを「出来事」として年表にしています。この「舞踏出来事ロジー」に挿入された石 原のイラストは写真や映像資料から得た「印象」を核にして描かれています。本展では、この年表 に使われた人の心に残る「記憶」や「印象」を伝えるイラスト49点を一堂に集めて、天井画として展 示します。

スケジュール

2021年8月3日(火)〜2021年8月15日(日)

開館情報

休館日
イベントにより異なる
備考
月曜日から金曜日は14:00〜20:00、土曜日は13:00〜21:00、日曜日は11:00〜18:00、事前予約制
入場料無料
展覧会URLhttps://buoy.or.jp/program/tru-exhibition/
会場北千住BUoY
http://buoy.or.jp/
住所〒120-0036 東京都足立区千住仲町49-11
アクセス東京メトロ千代田線・日比谷線北千住駅1番出口より徒歩6分、JR常磐線・東武スカイツリーライン北千住駅仲町出口より徒歩8分、京成本線千住大橋駅より徒歩10分
関連画像

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