終了した展覧会・イベントです
[画像: 山中信夫《B&Wコンタクト・ピンホール(9)》1973年]

「フォトグラフィック・ディスタンス - 不鮮明画像と連続階調にみる私と世界との距離 - 」

栃木県立美術館
終了しました

アーティスト

石原友明、斎藤智、秋岡美帆、トーマス・シュトルート、森村泰昌、小本章、吉田克朗、岡上淑子、松本旻、園山晴巳
※新型コロナウイルス感染症拡大により8月23日(月)から9月12日(日)まで臨時休館いたします。
※本展示は臨時休館の影響で会期を縮小して掲載しております。
元会期: 2021年7月17日〜9月5日

1970年代、油彩画よりも「カッコいい」という美的価値を付与されたのがシルクスクリーンなどによる写真製版版画でした。網点ドットによって疑似的階調を施されたハーフトーンは、低質の写真を拡大する方便のひとつでもありました。
しかし1980 年代に写真プロパーを凌駕する高度な技術に裏打ちされた写真アーティストたちが生み出す、巨大サイズでありながらも粒子のアレることのない高精細な写真プリントが出現すると、網点ドットによるハーフトーン画像は現代美術の表舞台から淘汰されていきました。
ところが20 世紀末から今日にかけて高解像度の画像が世界にあふれ始めると、皮肉にもボケたりブレたりした不鮮明画像のもつ魅力が新たな美的価値として注目されるようになってきました。
本展は、現代美術から放逐されたかにみえた写真製版などによる版画と、高精細の写真プリント、さらには写真のような絵画や版画など約90 点による三様の多彩なマチエールを比較することによって、デジタル時代における不鮮明画像の新たな美的価値を確認するとともに、写真固有の連続階調の意義を再考するものです。

スケジュール

2021年7月17日(土)〜2021年8月22日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
展示替期間・年末年始休館
備考
8月9日は開館、8月10日は休館
入場料一般 800円、大学生・高校生 500円、中学生以下 無料
展覧会URLhttp://www.art.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/t210717/index.html
会場栃木県立美術館
https://www.art.pref.tochigi.lg.jp/
住所〒320-0043 栃木県宇都宮市桜4-2-7
アクセスJR宇都宮駅西口より関東バス「桜通十文字」下車徒歩7分、東武鉄道東武宇都宮駅東口より関東バス「桜通十文字」下車徒歩7分
電話番号028-621-3566
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