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[画像:《木綿地切伏刺繍衣装(ルウンペ)》 日本民藝館蔵]

「アイヌの装いとハレの日の着物 ―国立アイヌ民族博物館の開館によせて」

渋谷区立松濤美術館
終了しました
国立アイヌ民族博物館は2020年7月に北海道白老町に開館し、今年1周年を迎えます。本展覧会は同館の開館を記念し、アイヌの服飾品の展示を通じてアイヌ民族の服飾文化を2章構成で紹介いたします。

第1章では樹皮衣(アットゥシ)、草皮衣といった着物によって、その素材の多様性を明らかにするとともに、ルウンペ(色裂置文衣)、カパラミプ(白布切抜文衣)、チカルカルペ(黒裂置紋木綿衣)などによるさまざまな刺繍で飾られた木綿衣を通じてアイヌの意匠の豊かさに触れます。続く第2章で紹介されるルウンペは噴火湾沿岸の地域に特徴的なハレの日の着物のひとつで、絹や木綿などの布を切り伏せ、華やかで独自の文様が施されています。その装飾の布は時代を追うにつれ、絹が減り、ウールや様々な木綿の染め布が多く使われるようになり、刺繍糸も絹や樹皮や草皮から木綿への変化がみられます。また、文様を構成する布はバリエーションに富み、貴重な染織資料としてアイヌの衣服の中にみることもできます。

本展が今後も多くの方々にアイヌ民族の文化への関心を高めていただく契機となりますよう、アイヌ民族の服飾文化を51点の作品によって紹介いたします。

スケジュール

2021年6月26日(土)〜2021年8月9日(月)

開館情報

時間
10:0018:00
(公募展・サロン展は9:00〜17:00 ※最終日は公募展会場のみ16:00閉館)
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
祝日は開館し翌日休館(翌日が土曜日・日曜日・祝日の場合は開館)
展示替期間・年末年始休館
備考
8月9日は開館
入場料一般 700円、大学生 560円、高校生・60歳以上 350円、小学生・中学生 100円、障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://shoto-museum.jp/exhibitions/192ainu/
会場渋谷区立松濤美術館
http://www.shoto-museum.jp/
住所〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14
アクセス京王井の頭線神泉駅西口より徒歩5分、JR渋谷駅ハチ公口より徒歩15分
電話番号03-3465-9421
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