終了した展覧会・イベントです

「黒田泰蔵 白磁の道」

益子陶芸美術館 / 陶芸メッセ・益子
終了しました

アーティスト

黒田泰蔵
純粋な造形へと昇華した白磁の表現で世界的に活躍し、今年4月に惜しまれながら逝去した黒田泰蔵の個展を開催します。

黒田は1946年滋賀県に生まれ、20歳の頃に渡仏。 パリ滞在中、島岡達三との出会いがきっかけで作陶の道に進みます。1970年代はカナダを制作拠点としますが、一時帰国した際には益子の島岡のもとでやきものを学び、濱田庄司とも出会いました。益子での経験は、その後の黒田の精神に深く息づいていきます。帰国後、1991年に静岡県伊東市にアトリエを構え、45歳の頃より「轆轤成形・うつわ・単色」を制作のテーマと決め、代表作となる無垢の白磁を確立していきました。

本展では、代表的な白磁作品とともに旧作をあわせ、約100点を通じて黒田泰蔵の軌跡をたどります。益子で制作したとされる陶器をはじめ、色絵磁器や陶人形など、白磁より以前に手がけていた作品は、今となってはとても稀少なものとなりました。量産スタイルを彷彿とさせる前半期の作品から、晩年の抽象化された白磁まで展覧しますと、最初から一貫する黒田のシャープな造形感覚とともに、作家として劇的な変化を遂げていく道程が浮かび上がってきます。本展があらためて、黒田泰蔵の創作の真髄を見つめる機会となりましたら幸いです。

スケジュール

2021年8月31日(火)〜2021年10月3日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
11月~1月は16:00まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般・大学生・高校生 600円、65歳以上・中学生・小学生 300円、幼児 無料
展覧会URLhttp://www.mashiko-museum.jp/exhibitions/ex210831/index.html
会場益子陶芸美術館 / 陶芸メッセ・益子
http://www.mashiko-museum.jp/
住所〒321-4217 栃木県芳賀郡益子町大字益子3021
アクセス真岡鐵道益子駅よりバス「道租土下」下車徒歩10分、JR宇都宮駅西口より関東バス(益子行き)60分「陶芸メッセ入口」下車徒歩2分
電話番号0285-72-7555
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します