終了した展覧会・イベントです

「あざみ野フォト・アニュアル 横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展 写真とプリント」

横浜市民ギャラリーあざみ野
終了しました
※横浜市民ギャラリーあざみ野は、下記の期間、20:00閉館で運営いたします。
【緊急事態宣言対応期間】2021年1月12日(火)~2月7日(日)

横浜市民ギャラリーあざみ野では「あざみ野フォト・アニュアル」と題し、毎年、写真表現の現在を切りとる企画展と横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展を同時開催しています。2020年度のコレクション展では、写真とプリントをテーマに、コレクション約150点をご紹介します。
写真のプリントの技術は、写真の用途、被写体の選択や表現にも影響を及ぼしてきました。1839年に発表された最初の写真技術、ダゲレオタイプの主な被写体は人物で、焼増しができなかったため、写真は写っている本人や近しい人の間で所有されていました。ダゲレオタイプに替わって発展したのが、ネガ=ポジ法によるプリントの技術です。1851年に高画質のネガを得られるコロジオン方式湿板写真が発表されると、一枚のネガから生み出された複数の紙焼きのポートレイト、有名人や名所の写った市販のプリントが制作されるようになります。
より高い画質、色調の選択肢、扱いやすさや耐久性のある写真を生み出すために、当時主流だった印画紙、鶏卵紙をはじめ、19世紀後半を通じて、次々と新たな紙焼きのプリントの技術が開発されていきました。
1880年代にハーフトーン印刷が発明され、文字とともに製版された写真を印刷機で大量に印刷することが可能になると、雑誌や新聞の図版として社会的な出来事を写した写真がマスコミュニケーションに活用されるようになります。一方で、20世紀になると芸術作品としての写真を志す写真家たちにとって、一枚一枚の写真にどの技法を選択するかは、表現を成立させる上で重要な要素になっていきました。
本展では、19〜20世紀の様々な技法で制作された写真、関連の深いカメラや資料を通して、プリントと写真表現の関係性を探ります。

[関連イベント]
1. コロタイプ・ワークショップ 
日時: 1月31日(日)①9:30–12:00 ➁14:00–16:30
講師: 株式会社便利堂
会場: 3階 アトリエ
対象・定員: 中学生以上 ①②各10名
参加費: 8,000円(材料費込)
2. あざみ野カレッジ「写真と版」 
日時: 2月11日(木・祝)14:00-16:00
講師: 日比谷安希子(横浜市民ギャラリーあざみ野学芸員)
会場: 3階 アトリエ
対象・定員: 30名程度
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2021年1月23日(土)〜2021年2月14日(日)

開館情報

時間
9:0021:00
休館日
毎月第4月曜日は休館
年末年始休館
備考
開館時間 10:00〜18:00、1月25日は休館
入場料無料
展覧会URLhttps://artazamino.jp/event/azamino-photo-20200214-collection/
会場横浜市民ギャラリーあざみ野
http://artazamino.jp/
住所〒225-0012 神奈川県横浜市青葉区あざみ野南1-17-3
アクセス東急田園都市線あざみ野駅東口より徒歩5分、地下鉄ブルーラインあざみ野駅1番出口より徒歩5分
電話番号045-910-5656
関連画像

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