終了した展覧会・イベントです
[画像: 田中良佑 《 What can I share with you ?》]

「アーティストによるポスター展 (NITO MICHIKUSA)」

アート / 空家 二人
終了しました

アーティスト

伊阪柊、内田涼、UMMMI.、うらあやか、坂本夏海、迫鉄平、鈴木諒一、田中良佑、鄭梨愛、林奈緒子、藤倉麻子、村上慧、森山泰地
※本展は2021年6月3日(木) - 6月5日(土)まで会期を延長します。
作品が購入されると次回作の価格が上がる、アート/空家 二人で、「NITO MICHIKUSA」と銘打った特別な展覧会を企画します。年に1、2回の頻度で、毎回異なる企画をお送りし、現在展示に継続して参加している作家だけでなく、過去に出展していた作家も参加します。

初めての「NITO MICHIKUSA」は「アーティストによるポスター展」です。安価に大量生産できるポスターは、作品の対岸にある象徴として、また、時代を映し出す鏡として、アートの歴史にしばしば登場してきました。

私は、初めて訪れたニューヨーク近代美術館(MoMA)で、フェリックス・ゴンザレス=トレスの《Untitled》(Death by Gun)に出会いました。展示室の床にぶっきらぼうに紙が積まれているのですが、なにかと思って近付いてみると、その紙には銃による殺人の被害者たちが印刷されていました。しばらく作品と対峙していると、驚くことに、何人かの観客がその紙を持ち去っていきました。英語にもアートにも不慣れだった当時の私は、その光景に大きな衝撃を受けました。そして、ドキドキしながらも、一枚そっと持ち帰りました。
そのとき手に入れた印刷物が、もう一枚あります。帰り際にミュージアムショップで購入した、パブロ・ピカソの《アヴィニョンの娘たち》のポスターです。現在、その二枚の印刷物は仲良く実家の棚に並んでいます。
無料で持ち帰った「作品(の一部)」と、お金を払って手に入れた絵画作品の「ポスター」の間には、確かに違いがあります。しかし、どちらも私と作品を結ぶ、思い出深い印刷物であることには変わりありません。

今回はアーティストに「ポスター」の製作を依頼しました。「ポスター」を通じて、作品と、アーティストと、繋がる方法があるかもしれません。
5月1日から、次回の展覧会の開催まで、オンラインショップでの販売もいたします。一言で「ポスター」といっても、使用する紙や、印刷方法は多様で、価格やサイズにも幅があります。是非、実物をご覧くださいませ。

スケジュール

2021年4月29日(木)〜2021年6月5日(土)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
火曜日、水曜日、木曜日
備考
5月6日は休廊、5月12日から6月2日は休館
入場料無料
会場アート / 空家 二人
https://nito20.com
住所〒144-0052 東京都大田区蒲田3-10-17
アクセス京急本線梅屋敷駅より徒歩6分、京急本線京急蒲田駅西口より徒歩7分、JR京浜東北線蒲田駅東口より徒歩12分
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