能條雅由 「Stillness」

YUKIKO MIZUTANI

poster for 能條雅由 「Stillness」
[画像: Mirage #57, h2300mm×w6000mm, acrylic, silver foil, aliminum foil, YUPO/synthetic paper on panel, 2021]

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※YUKIKOMIZUTANIは2021年4月25日に発令された緊急事態宣言に伴う臨時休業要請を受け、4月27日(火)から5月11日(火)まで休廊いたします。4月24日より開催されている能條雅由個展「Stillness」は、5月12日(水)より再開し、6月12日(土)まで会期を延長いたします。

YUKIKOMIZUTANI では、4月24日(土)より5月29日(土)まで能條雅由個展「Stillness」を開催いたします。YUKIKOMIZUTANI での初個展となる本展では、能條が制作を続けてきた大作も含めた Mirage シリーズを一挙に発表致します。また、Mirage シリーズに加えて、昨年の神宮の杜芸術祝祭に出展された銀箔を用いた衝立作品も展示されます。

- 私は蜃気楼やオーロラといった自然界の現象からインスピレーションを得て、画面上に「状態」を作り出す試みをしています。 自身で記録したイメージを解体し、偶然性と現象を取り込みながら画面に金属箔で再構築していくという手段を取ることで、情報としての図像をより知覚に訴えかける視覚体験へと変化させています。光や空間の影響を受けながら移ろいゆく世界は、目には見えるが辿り着くことができない光学現象となり、写真が持つイメージの事実性を抽象化させていきます。そこでは世界の輪郭が消失していくかのように、部分と全体との関係性が流動的な状態として存在しているのです。 そうして現れた朧げなイメージと対峙した時、人々の潜在意識の中にある「自然像」が呼び起こされ、人と自然との距離感や関係性が浮かび上がってくるのではないだろうか。 - 能條雅由

本展覧会で発表される Mirage シリーズで能條は、自身が撮影した写真イメージを解体し、偶然性や現象を取り込みながら画面上に銀箔で再構成していくという手段を取ることで、時間感覚と記憶の関係性を視覚体験として生み出しています。銀箔を使った能條の作品は、周囲の環境や光の影響を受け、自然光が入る環境下では雨の日と晴れの日、朝と晩とで図像の見え方が変化していきます。それは我々が生きている時間と同様に、作品にも時間が流れていることを意味します。そうして周りの環境の影響を受け能條の作品は現象としての側面を強め、モチーフの持つ情報がさらに抽象化され鑑賞者の前に立ち現れます。

能條は、社会における記憶(集団的記憶)に興味を持ち、これまで銀箔を用いて「人の記憶や時の流れ」をテーマにその表現を追求してきました。Mirage シリーズでは、写真は本来持っていた事実性や具体性をなくし、誰もが何処かで見たことがあるようなぼんやりとした印象を作品に与えます。このような独特な方法でつくられた作品は、鑑賞者の深くにある記憶と結びつき、心の中に “ ある既視感 ” を生みます。鑑賞者は、蜃気楼(Mirage) のように移ろいゆく作品を前に、無意識のうちに時間軸を超えて自身の記憶を辿るでしょう。

メディア

スケジュール

2021年04月24日 ~ 2021年06月12日

アーティスト

能條雅由

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