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「臺灣記憶雕刻展」

いりや画廊
終了しました

アーティスト

賴永興、宋璽德、吉田敦、夏愛華、水谷篤司、芝田典子、江孟禧、陳凱智、邢力云
2020年、私たちは今まで経験したことのない出来事に遭遇致しました。共に喜びや悲しみを共有する機会が減り、様々な想いや気持ち、またそれを表現する場さえ失いかけています。焦りの続く状況の中、僅に見つけた行先不明な工夫や挑戦も未だ結果に結び付かない状況の中で、私たちは正しい情報を収集し、そして自ら判断をすることで新たな日々に対応しています。

しかし、彫刻家にはこのような状況だからこそ視覚化できる形があります。自分の気持ちや思い、主張から導かれた彫刻は、まさにその時代だからこそ感じる思いを表現しています。それらこそ、まさに未来へと繫る形であると私は考えます。デジタル的な現代アートが主流になりつつある昨今、素材の匂い、手で感じる表面のテキスチャー、身体で感じるボリューム感、光を受けることで感じる立体感、彫刻は五感を通して、作り手の思いや感情を感じることのできる唯一の美術ではないでしょうか。

この度、台湾を代表する彫刻家であり、我が国においても彫刻を学んだ経験を持つ賴永興、宋璽德。若手でありながら著しい活動を続ける江孟禧、陳凱智、邢力云、夏愛華。そして現在台湾を拠点とし、日本と台湾両国で制作と発表を続ける3名の日本人彫刻家、吉田敦、水谷篤司、芝田典子による作品を展示致します。

この展覧会名である「台湾記憶 彫刻展」とは、両国の文化や歴史、そして習慣を自ら吸収し、その記憶を彫刻家として視覚化するとの思いからつけられました。現状況の中で、国としての枠組みを外し、世界を一単位とする中では、彫刻家にとっての制作に対する思いは皆同じです。この様な時代だからこそ改めて原点を模索し、共に失われた彫刻本来の存在意味を見つめ直すことで、未来へとつながるSustainable Sculpture(持続可能な彫刻)が創出できるのではとの思いを込めました。

スケジュール

2021年4月12日(月)〜2021年4月17日(土)

開館情報

時間
11:3019:30
最終日は16:00まで
休館日
日曜日
入場料無料
展覧会URLhttps://www.galleryiriya.com/2021-taiwankioku
会場いりや画廊
https://www.galleryiriya.com/
住所〒110-0014 東京都台東区北上野2-30-2
アクセス東京メトロ日比谷線入谷駅1番出口より徒歩1分、JR山手線・京浜東北線鶯谷駅南口より徒歩8分、JR上野駅入谷口より徒歩10分
電話番号03-6802-8122
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