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[画像: 小清水漸 垂線 1969 Brass, piano wire 8 x 8 cm (height variable)]

小清水漸 「垂線」

東京画廊+BTAP
終了しました

アーティスト

小清水漸
小清水漸は1944年愛媛県宇和島生まれ。1966年から1971年まで多摩美術大学彫刻科在籍。現在は京都と大阪を拠点に活動しています。1960年代後半から木、石、紙、土、鉄などを用い、素材間のかかわりを重視した作品を制作してきました。1970年前後の「もの派」の中心的アーティストであり、ベネチアやサンパウロのビエンナーレ展をはじめ国内外の展覧会で活躍しています。主な個展に「小清水漸展 彫刻・現代・風土」(岐阜県美術館、愛媛県立美術館、1992年)、小清水漸教授退任記念展「重力/質量/作業」(京都市立芸術大学芸大ギャラリー・大学会館ホール、2010年)があります。

本展で展示する<垂線>は、1969年に発表された真鍮の分銅をピアノ線で吊った作品です。小清水は、1968年にもの派の起点となる関根伸夫の<位相−−大地>の制作に立ち会い、翌年、自らの制作の姿勢、思考の原点に立ち返った同作品を発表制作しました。ただひたすら床にある一点を指し示す分銅と、それを支える天井からの垂直線は、それぞれ、彫刻制作の原点と垂直軸を、目に見える形で表現するものです。また、本展では、2015年に制作された石を吊るした作品も展示いたします。

森円花氏は一柳慧コンテンポラリー賞を最年少で受賞した作曲家です。2018年に弊ギャラリーで開催した一柳慧、近藤高弘による二人展『消滅』をきっかけとして、本展の企画が生まれました。今回の小清水とのコラボレーションでは、天井から吊るされた分銅と床の接点から始まる新たな「生成」を目指して、作曲とパフォーマンスを試みます。

垂直と水平の交差が、音楽と美術の新たな対話につながることを期待します。

スケジュール

2021年3月16日(火)〜2021年4月17日(土)

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttps://www.tokyo-gallery.com/exhibitions/1090.html
会場東京画廊+BTAP
http://www.tokyo-gallery.com/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座8-10-5 7F
アクセスJR新橋駅銀座口より徒歩4分、東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線銀座駅A3出口より徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・ゆりかもめ汐留駅5番出口より徒歩5分
電話番号03-3571-1808
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