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[画像: 猪熊弦一郎《自画像》1921年、油彩・カンヴァス、53.5×45.5]

「猪熊弦一郎展 関心を追って」

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
終了しました

アーティスト

猪熊弦一郎
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、8月17日(火)〜9月5日(日)まで臨時休館いたします。
※本展示は臨時休館の影響で会期を縮小して掲載しております。
元会期: 2021年6月19日〜9月5日

猪熊弦一郎(1902-1993)は、70年に及ぶ画業のなかで何度も画風が変化しましたが、折々で主なモチーフも変わっています。
画業の初期、展覧会への出品作の中心は室内のモデルを描いた人物像でした。その後、30代後半に念願かなってようやくパリに遊学した際は、同じ人物と言えどもそれまでとは少し異なり、街角の人々の様子や顔のクローズアップを描いています。しかしパリに戦火が迫ったため帰国。従軍画家などとして赴いたアジアの国々では戦況以外にも現地の人々を描き、さらに戦後は猫をはじめとした動物と人物を組み合わせて描きました。

1955年に猪熊はニューヨークへと向かいます。志半ばで帰国することになったパリを再訪するにあたり、当時、活況を呈しており、自身の感性に合うと勧められたニューヨークを見てみようという意図がありました。その地で猪熊の絵画は抽象画へとすっかり様変わりします。渡米当初は動きや音といった、そもそも形のないものを多く描いていましたが、次第に街や風景を抽象的に描くようになります。ニューヨークには約20年と長く拠点を構えていたものの、体調を崩したことで日本への帰国を余儀なくされました。

帰国後は東京とハワイで制作します。しばらくすると都市から宇宙へと描く対象が変わり、その後、最愛の文子夫人の死を経て顔を描き始め、90歳で亡くなる年には新しくカガシが登場しました。
新しいものに興味を持ち、変わることを恐れなかった猪熊が、長い画業のなかで何をどのように描いてきたか、ぜひご覧ください。

スケジュール

2021年6月19日(土)〜2021年8月16日(月)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
展示替期間・年末年始休館
備考
8月9日は開館、8月10日は休館
入場料一般 300円、大学生 200円、高校生以下・18歳未満・65歳以上(丸亀市内に在住)・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.mimoca.org/ja/collection/2021/06/19/2292/
会場丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
http://mimoca.org/ja/
住所〒763-0022 香川県丸亀市浜町80-1
アクセスJR予讃線丸亀駅より徒歩1分
電話番号0877-24-7755
関連画像

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