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[画像: Hello Kitty, 2021 (c)Maiko Haruki Courtesy of TARO NASU]

春木麻衣子 「still life」

TARO NASU
終了しました

アーティスト

春木麻衣子
※TARO NASUは、新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため臨時休廊としておりましたが、安全対策について施設管理者と協議した結果、5月18日(火)より完全予約制にて営業を再開致します。
※本展示は臨時休館の影響で会期を縮小して掲載しております。
元会期: 2021年4月3日〜4月24日

4年ぶりとなるTARONASUでの個展のために今回、春木麻衣子が被写体として選んだのは、ポップカルチャーのアイコンともいえるキャラクターである。日本の「カワイイ・カルチャー」の顔であるハローキティやアメリカの顔ともいうべきミッキーマウスなど約10種類のキャラクターぬいぐるみを、春木は往年の銀幕スターのスチール写真のようにスタジオで撮り下ろした。モノクロの画面のなかに映し出されるそのシルエットは、カラフルな色に彩られたいつもの明るさとはまったく異なる表情をたたえ、寂寥感や孤独、倦怠感を訴えかける。今この瞬間も、世界中で新たにイメージやストーリーが「新商品」として生成され、販売され消費され続けているこれらのキャラクター。その存在が物語るものとは何か。大量消費社会に君臨するアイコンの「影」が語りだすもうひとつの物語に耳を傾けてほしい。

フランス、パリでのロックダウンの時期を経て、日本に一時帰国した春木は、2021年の念頭から「アネケ・ヒークマン&クミ・ヒロイ、潮田登久子、片山真理、春木麻衣子、細倉真弓そした、あなたの視点」(2021年1月16日ー4月18日 資生堂ギャラリー)と「DOMANI 明日展2021 スペースが生まれる」(2021年1月30日ー3月7日 国立新美術館)という二つのグループ展に参加し、両会場で旧作と新作をまとめたインスタレーションを発表したばかりである。
全点新作で挑戦するTARONASUでの個展においては、自主隔離の時間に体験した自己との対話や社会と個人の関係についての考察など、「個」から発してより普遍的なものへと進んでいく春木自身の視野の拡大も感じられる作品群、約10点を一堂に展示する。

スケジュール

2021年4月3日(土)〜2021年5月22日(土)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
備考
事前予約制
入場料無料
展覧会URLhttp://www.taronasugallery.com/exhibition/current/
会場TARO NASU
http://www.taronasugallery.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル4F
アクセス東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅1b出口より徒歩2分、東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩12分、東京メトロ南北線・都営大江戸線麻布十番駅7番出口より徒歩13分
電話番号03-5786-6900
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