北井一夫「過激派の時代」

ユミコチバアソシエイツ

終了しました

アーティスト

北井一夫

2021年9月7日(火)よりYumiko Chiba Associates viewing room shinjukuでは、北井一夫個展「過激派の時代」を開催致します。

「1964年から68年の5年間、私は全学連と全共闘など過激派と呼ばれた学生たちの写真を、その中の一人として撮っていた」（著者、本書より）。

このたび、ユミコチバアソシエイツでは、昨年平凡社より出版された北井一夫の写真集、「過激派の時代」（札幌宮の森美術館発行）の重版を記念して、「過激派の時代」展を開催いたします。
本書は、北井が写真家として活動を始めた最初のシリーズである一連の社会運動の写真を全て網羅した初めての写真集となり、1964年にアメリカ原子力潜水艦横須賀寄港に反対した学生たちの闘争を撮影した「抵抗」を始め、1966年に社会の底辺で働く沖仲士を撮った「神戸港湾労働者」、1967年10月8日に全学連と機動隊が衝突した羽田闘争を撮った「10・8羽田闘争」、1968年に大学民主化を要求して日大全共闘がストライキを起し、バリケード封鎖された校内で学生たちと4ヶ月寝泊まりして撮影した記念碑的写真「バリケード」などから、作家が自ら選抜した写真が収録されています。

1960年代、北井はこれらの運動を内側から写真を撮り続けました。その写真からは、闘争に集まった学生たちの激動の時代に対する切迫感と時代を生き抜く真剣さが伝わってきます。
本展では、一連の運動を含む「抵抗」、「過激派」「バリケード」のシリーズから、63点を展示いたします。

スケジュール

2021年9月7日(火)〜2021年9月28日(火)