柳原睦夫「鼓動を聴く」

日本橋髙島屋 6F / 美術画廊

終了しました

アーティスト

柳原睦夫

柳原氏は1934年生まれ、京都市立美術大学で近代陶芸の巨匠・富本憲吉に陶芸の基礎と理念を学びました。

その後、戦後の前衛美術の影響や渡米によるアメリカの現代陶芸との出会いを契機に、それまでの日本の陶芸には類をみない衝撃的なシリーズ作品を次々と発表します。独自の哲学的な思想やアンチテーゼを含んだ鮮烈な作品は国内外で高い評価を受け、現代陶芸の先駆的な存在として多方面に強い影響を与え続けています。

うつろな球体を基本として、内から外へと形づくられる柳原氏の作品。うつろの闇は土の生気で満たされ、外には緊迫感が漂い大地に足をつけます。その特異な存在感を放つ形態の内部からは、生命の証ともいうべき鼓動が聴こえてくるようです。

今展では青と黒を基調とした強い存在感を放つ新シリーズの作品を一堂に展観いたします。

スケジュール

2021年4月7日(水)〜2021年4月13日(火)