終了した展覧会・イベントです
[画像: 大野俊明《洛北:夏》 顔料,紙 168.0 x 368.0cm 四曲一隻屏風 2002 photo: 早川宏一]

「収蔵品展071 夏の風景: 寺田コレクションの日本画」

東京オペラシティ アートギャラリー
終了しました

アーティスト

大野俊明、磯部茂樹、西野陽一、近藤弘明
前回、ライアン・ガンダーによる実験的な演出により、新しい視点でご覧いただいた寺田コレクション。今回の収蔵品展では、7月から9月にわたる会期に合わせて、夏を感じさせる日本画の作品をしっとりと味わう機会としたい。

展示前半、日本の風土的特徴をのびやかに描いた作品群では、描かれた自然そのものを味わうとともに、山河草木すべての連関に人々が自らを連ね、自然とひとつながりの関係を結んできた文化的背景にも思いを馳せてみたい。第二室冒頭では異国情緒を感じる夏の風景を展示した。後半は、同じ自然を描きながらも、風景の描写を超えて物語性を帯びた作品で締めくくる。幻想、情念、神秘といった言葉を連想させるこれらの作品は、現実の世界を別の角度で見ることが物事の根源に迫るひとつの筋道であると考えた寺田氏の志向を色濃く表している。

自然の風景、草花を描いた作品をご覧いただいて美術館を出られた後は、ぜひ東京オペラシティの植栽にも目を向けていただきたい。当ビルの植栽は、造園の仕事に生涯たずさわってきた寺田氏が設計し、亡くなる直前まで剪定のディレクションも行われてきた。植物は切り詰めずになるべくのびのびと、というのも寺田氏のコンセプトのひとつだった。作品と植栽のそれぞれから、コレクションの特徴を感じていただければ幸いである。

スケジュール

2021年7月17日(土)〜2021年9月20日(月)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し翌火曜日休館
年末年始休館
入場料一般 1200円、大学生・高校生 800円、中学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.operacity.jp/ag/exh242.php
会場東京オペラシティ アートギャラリー
http://www.operacity.jp/ag/
住所〒163-1403 東京都新宿区西新宿3-20-2
アクセス京王新線初台駅東口より徒歩3分、小田急小田原線参宮橋駅より徒歩11分、都営大江戸線西新宿五丁目駅A2出口より徒歩12分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します