太田記念美術館-歌麿没後200年・栄之生誕250年-
18世紀の終わり、生き生きとした女性たちを描き、浮世絵界にその名を轟かせた絵師、喜多川歌麿。その名前はと並び、現在でも日本のみならず広く海外まで知れ渡っています。特に、女性の胸元から上を大きくクローズアップして描くその大胆な構図は、わずかな描線や色彩にもかかわらず、女性たちの細やかな内面までを捉えたものとして、江戸っ子たちからの絶大な賞賛を浴びました。
歌麿のライバルとして、同じ時代に活躍した美人画の名手が、鳥文斎栄之です。栄之は、浮世絵師には珍しく、旗本という身分の高い武士という特異な経歴を持つ絵師としても知られています。栄之の美人画は、その出自を反映してか、上品で風雅な落ち着きに満ち、歌麿の美人画とは異なる味わいをもたらすものとして、当時は歌麿に拮抗するほどの人気を博していました。
本展覧会では、浮世絵美人画の世界を代表する二大巨匠・歌麿と栄之の世界を、同時代の絵師や門人たちの作品を交え、さまざまな角度から紹介いたします。歌麿没後200年、また、栄之生誕250年にあたる記念の今年、歌麿と栄之が描き出す江戸情緒あふれる華やかな美人たちの姿をごゆっくりご堪能下さい。
※ 総展示作品数130点弱。前期と後期で全て展示替えいたします。
【前期】9月1日(金)~26日(火)
【後期】10月1日(日)~26日(木)
[喜多川歌麿「娘日時計 午の刻」]
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