東京都写真美術館本展覧会は国際交流基金、日本建築学会、東京都写真美術館の協力によって過去10年(1996年〜2006年)に竣工した日本を中心とした建築から、 代表的な110作品を選び、わが国の社会文化状況と対比させながら展示を行うものです。いわゆるバブル期からポストバブル期という変動の時代にあって、 時代の要求を汲み取りながらきめ細やかなデザインを提供してきたわが国の建築界の実像を、視覚的要素(写真/映像)や立体・模型を織り交ぜながら展示します。 拡張を遂げる大都市と少子化問題に悩む地方、世界に向けた大掛かりな文化発信施設に対して地域の児童や高齢者を対象とした小ぶりながら繊細なコミュニティ施設、 といった「対比」を軸として組み立てられています。わが国の社会状況全体を、都市、ライフスタイル、文化という切り口で整理し、 この10年間の建築をめぐる取り組みが、どのように社会に貢献し抵触してきたかが理解できる構成となっています。いわゆる建築ジャーナリズムの写真に加えて、 東京都写真美術館のコレクションから各時代の「都市と建築」をとらえた写真作品を織り交ぜ、全体を体験型展示として空間構成する予定です。 東京展開催後、本展は再構成され今後10年にわたり海外各国を巡回します。
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