Bギャラリー独特の作風でアートとファッションの壁をすり抜けるような作品を、海外のギャラリーを中心に発表してきた画家のやぶのけんせい氏。そして、東京のカルチャーシーンの、最もコアな現場をドキュメントしてきた写真家の梅川良満氏。ともに90年代後半の鬱屈としたデフレな空気の中でキャリアをスタートし、その「奇人変人」の集うどろどろとしたクリエイティブ・コミュニティの中で活動してきたふたりが、初めての二人展を開催します。
テーマは「FANCY HEAD=恍惚の瞬間」。宇川直宏、NIPPS、Illdozerなど、常に我が道を行く活動を続け、特に同業のクリエイターから絶大なリスペクトを集めてきた面々の無防備な恍惚の瞬間を、絶妙の距離感でとらえた梅川氏。一方、梅川氏の写真にも収められているやぶの氏は、アルコールなどの助けをかりつつ至ったFANCY HEADな状態の中でうかんだ情景を描き下ろした作品を展示。東京のカルチャーシーンの中核を担う面々が日々の鬱屈とした産みの苦しみから解放され見せるFANCY HEADな瞬間は、まさに新たなカルチャーが生まれる可能性を秘めた瞬間なのかもしれません。
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