足利市立美術館イリヤ・カバコフ(1933-)は国際的に高い評価を受けている現代美術家です。旧ソビエトのドニエプロペトロフスク市(現ウクライナ)に生まれました。自由な芸術表現が許されないソ連時代に児童書の挿絵画家として生計を立て、「非公認」の芸術家として活動しました。
これら絵本の原画は、ずっとカバコフの手元に保管され、公開されませんでした。このたびおよそ1,000点におよぶ原画と100冊もの絵本を初めて展覧いたします。展覧会は絵本の内容によって、生活、科学と産業、物語、詩など5つの大きなセクションと『オーシャと友達』という書籍を扱ったコーナーから構成され、前期(8月17日まで)と後期(8月20日から)でほぼ全ての作品が展示替えされます。
カバコフの絵本は多岐にわたり、展覧会のタイトルにあるとおり「世界図鑑」を思わせます。世界は複雑で矛盾をはらんでいます。カバコフの絵本もそれを引きうけるものとしてけっして一筋縄ではいかないものですが、美しく、どこかなつかしい感じさえします。夏の一日を子どものころを思い出しつつ、また、お子さんとご一緒に、本展をお楽しみください。
講演会「イリヤ・カバコフ 作家と絵本」
講師:鴻野わか菜(千葉大学准教授)
日時:7月19日(土) 午後3時~
定員:100名
参加費:無料
ワークショップ「アルバムをつくろう」
講師:井上夏生(製本家 マルミズグミ代表)
日時:8月30日(土) 午後2時~
定員:15名
対象:小学校低学年以上(小学校低学年のお子さんがご参加の場合は、保護者の同伴をお願いします)
参加費:1000円
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