Galaxy Countach β水川千春は、身近な素材や題材を活用して、生活のなかで顕在化している等身大の課題をテーマに制作している。特に注目されている作品は、自分が入浴した上がり湯を数週間かけて放置したものを使用して、日用品をテーマにしたあぶり出しの大型ドローイングを行っている。最近では、同世代の女性たちが関心の高いダイエット食品や健康飲料などを画題の中心にして、20代の女性の美容と健康に対する過剰な反応をシニカルに捉えた意欲作を展開している。また、残り湯をゼラチンで固めて宝石のように加工する作品は、本物の宝石と違って時間の経過で萎んでいき、やがては消滅していく。これは、商品としての宝石とアートの価値の位相を表面化させることで、市場におけるアートの評価とその流動性を露呈させる。
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