DIC川村記念美術館川村記念美術館のコレクションの中心をなすのは、抽象・ダダ・シュルレアリスムから戦後アメリカ美術に至るいわゆる欧米の20世紀美術です。また、それらとともに、レンブラント、印象派、エコール・ド・パリの作品が歴史的展開を補強するかのようなかたちで集められ、さらに近年の日本の作家による作品も収集されています。近・現代美術史のおおよその展開を対象とするコレクションですが、しかし、ここに抜け落ちているのが日本近代の作品群です。
幕末・明治における洋画技法の流入以降、日本の美術は欧米の美術の展開に刺激を受けながらも自らの表現を築き上げてきました。現在我々が共有する美術についての鑑識眼はいわばその成果とともにかたちづくられ、そこから数々の国内コレクションが形成されていったともいえるでしょう。
本展は、川村記念美術館のコレクションから選んだ欧米絵画を起点とする4つの柱をもとに、それらとの間に影響関係や類同性が見られる明治以降の絵画を並置することで、日本近代絵画の多角的な理解をめざすものです。同時に、当館のコレクションを日本近代の名品との比較によってあらためて見つめなおすことも企図しています。
関連イベント詳細に関してはウェブサイトでご確認ください。
[画像: 髙島野十郎「りんごを手にした自画像」(1923年) 福岡県立美術館]
まだコメントはありません