Gallery Aラ・ガルリ・デ・ナカムラでは、8月20日より、原游の展覧会「rain barrel」を開催いたします。当ギャラリーでは3年ぶり3度目の個展となる今展では、最新作の油彩を中心に、ギャラリーの1階フロアと、新しく設けた中2階の空間を使用した展示を予定しております。
今回は、ギャラリーを雨水を貯める雨樽と捉え、各作品を空から落下してきた雨水の粒にたとえ、展示を雨水が溜まっている状態に設定しています。合わせてテーマの理論を示す絵本「目は虚ろ」も制作し、さらに複雑な要素(=雨水の粒)の組み合わせで展示を多義的に構成していきます。また、この展示は作家自身の心象を雨樽になぞらえた表現行為でもあります。
原游の作品は、ものごとの原理に分析的な視点を重ねたテーマをユニークな感覚で表現しているのが特徴です。ペインティングやミクストメディアによるインスタレーションなど、多彩な手法を用い、親和性を感じるモチーフを通して描かれる大胆な筆致と緻密で創造的なレイヤード、卓越したバランス感覚で彩られた作品は、そこに否定的な息苦しさはなく、鑑賞者を不思議な夢中世界へと一気に誘い込む明るい魅力に溢れます。
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