弥生美術館高畠華宵(1888-1966)は、大正末より昭和初期にかけて一世を風靡した挿絵画家です。 『少女画報』『少女の友』『婦人世界』といった少女雑誌・婦人雑誌の表紙・口絵・挿絵や、便箋表紙を舞台に、「抒情画」と呼ばれる、端麗な乙女の絵姿を描いて読者の熱狂的な支持を得ました。また現在も、華宵の抒情画に描かれた着物が、アンティーク着物を愛する乙女たちから熱い注目を集めています。華宵は、同じ文様の着物は描かなかったといわれるほど、着物の意匠にこだわった人でした。本展覧会では、このたび初公開の便箋原画を含む、約400余点の作品・資料から、高畠華宵の華麗なる抒情画の魅力を、大正ロマンチシズムと昭和モダニズムに彩られた女性風俗と照らし合わせながらご紹介いたします。今も輝きを失わず、多くの乙女たちを魅了してやまない永遠のカリスマ挿絵画家・高畠華宵の世界をご堪能ください。
★着物コンシェルジュ・さとうめぐみによる大正・昭和期の着物展示あり。
★学芸員によるギャラリー・トーク 8月14日(日)14:00より行います。
[画像: 高畠華宵「智翠の果実」便箋表紙原画、大正末期]
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