目黒区美術館アーティスト
青山悟、今井智己、須藤由希子、長坂常、南川史門、保井智貴
「一見きらびやかに見えるけれども、実は政治や社会に対する提言を秘めた繊細な刺繍」「画面の全てが克明に見えているにも関わらず、どうしても見えないものの存在を意識させられる写真」「街中に忽然と現れるオアシスのような植物を描いた絵画」「廃屋の木材を見事に作品へと生まれ変わらせるインスタレーション」「描かれているものの無意味さと過剰な色彩によって、網膜に焼き付けられるような絵画」「漆という日本古来の素材と技法を用いて、未来的な印象をもたらす女性像」―この展覧会でお見せするのはそのような作品です。
この展覧会に参加する作家たちは、物と人が大量に溢れ、大切な何かを見失ってしまったような都会の中にありながらも、自分の生活の中に生まれる些細な感覚を元に、作品を作り上げています。彼らの作品は、現代都市に生きている我々の日常に目を背けるのではなく、その中で信じられる確かなものを見つけようとしています。私たちが日々、見て、感じて、考えていることを、それらの作品と照らし合わせること。「今、ここ」を生きる若手作家の作品を見ることは、私たちの生きている時間と場所を見つめ直す機会を与えてくれます。私たちはつい、アートは個人的な領域であり、自分たちの生活とはあまり関係のないものと考えてしまいがちですが、この展覧会では、作家たちの作品を通して、現代における都市生活というものを見直していきます。
*会期中、多数の関連イベントが開催されます。詳しくは目黒区美術館のホームページをご覧下さい。
まだコメントはありません